私が初めて自分軸を創ったのは2007年。
きっかけは友人からの講演依頼でした。

「”人生を走り続けるための原動力とは”というテーマで90分話してほしい」
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今では研修講師として大勢の方の前で話すことを仕事としておりますが、この依頼があった2007年当時の私の仕事はシステムエンジニア、人前で話すのは大の苦手でした。

そんな私が講演を引き受けたのは、私のメンターである一里塚華劇団 団長のポリシー
「いつ何時どんなオファーでも受ける!」
に背中を押されたからでした。
講演テーマ”人生を走り続けるための原動力とは”を受けて、私は講演のコンセプトを「こーせー力」に決めました。

講演は思考編と実践編の二部構成。
思考編で私の考え方や行動パターンを解説する中で、大谷更生の自分軸『更生十則』の原点となる『こーせー5則』を制定、人前で初めて発表しました。

『こーせー5則』とは
1)時間を守る
2)約束を守る
3)いつ何時どんなオファーでも受ける
4)どうやったらできるか
5)まず、やってみる

『こーせー5則』をひとことで表現すると「信頼とチャレンジ」。
『こーせー5則』は私の名前「更生(こうせい)」と「こうしなさい」という意味の「こうせい」を掛け合わせて名づけました。

初講演で『こーせー5則』を発表したことで、私の人生は大きく変わりました。
1冊目の著書『情報整理術』出版は、この講演がきっかけだったからです。

もともと『情報整理術』の執筆依頼は営業コンサルタントの友人のところに来ていました。
しかしながら友人は自身が別の企画で1冊執筆することが決定していて同時期に2冊分の原稿を書くのは物理的に困難ということで、自分の代わりに『情報整理術』の原稿を書ける人を探していたのです。

その友人が私の講演に来てくれて、終了後の懇親会で私にこう尋ねました。
「情報整理術という出版の企画があるんだけど、こーせーさん書ける?」
私は講演終了後の解放感とお酒の酔いも手伝って
「うん、書く書く」
と軽いノリで答えました。

講演の翌週、友人から本当に担当編集者を紹介されて、その場で
「1週間後の編集会議にかけたいので企画書を作ってほしい」
と言われました。
友人に相談しながら、約束通り1週間後に書き上げた企画書が見事編集会議を通過、講演から3週間で出版が決定したことに一番ビックリしたのは私でした。

もし『こーせー5則』を講演で発表していなければ出版の話が来ることもなく、私は今も会社員として全く別の人生を歩んでいたことでしょう。