私が講師を務める『自立型問題解決思考法』研修、今回は自立型問題解決発想について解説いたします。

最初に、自立型問題解決発想の基盤となる、自立型姿勢の定義をご紹介します。
自立型姿勢とは、大人が本気で夢を語るイベント『ドリームプラン・プレゼンテーション』の実行委員長を務める福島正伸さんが提唱する考え方。
「いかなる環境・条件の中においても、自らの能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていこうとする姿勢」、ひとことで言い換えると「あきらめない姿勢」です。

組織に属する方は、大きく2つのタイプに分けられます。
自立型と依存型です。
自立型には、こんな特徴があります。
・自分自身に期待する
・問題の原因は自分自身にあると考える
・自分が納得するまであきらめない

そして依存型には、こんな特徴があります。
・状況の変化や相手に期待する
・問題の原因は状況や相手にあると考える
・他人に評価されないことはやらない

自立型をひとことで表現すると「自ら考えて行動し、期待する結果が得られるまで、あきらめずに全力を尽くす」
こんな部下だったら、安心して仕事を任せられるのではないでしょうか。

では、どうやったら自立型の部下を育てることができるか。
そのために必要なのが自立型問題解決発想です。
自立型問題解決発想を身につけるコツはいくつかありますが、今回はプラス受信をご紹介します。

すべての出来事は、前向きに考えればチャンスとなり、後ろ向きに考えればピンチとなる。
問題が起きたことが問題ではなく、どう考えたかが本当の問題である。

プラス受信には3つのポイントがあります。
1)客観的
その場の感情に流されず、客観的、冷静に考える
2)好意的
相手の発言、行動などを好意を持って考える
3)機会的
起きた出来事をチャンスとして考える

本コラムでは、1)客観的に絞って解説します。
1)客観的で大切なのは、感情を切り離すこと。

あなたは過去こんな経験をしたことはありませんか?
初めて任されたプロジェクトの進め方で悩んでいるとき、2人の先輩がアドバイスをしてくれた。
ひとりは尊敬する先輩、そしてもう一人は口うるさくて馬が合わないと感じている先輩。
尊敬する先輩からのアドバイスは真剣に聴き、口うるさい先輩からのアドバイスは話し半分で聞き流した。

気持ちはわかります。
でも、それってもったいないと思いませんか?

二人とも本心はどうあれ、あなたのために時間を取ってアドバイスをしてくださったのです。
そう考えると、あなたの悩みを抜本的に解決するアドバイスかもしれないのに、口うるさい先輩が言っているという理由だけで、話し半分に聞き流すのは非常にもったいないと思うのです。

このような場面では「誰が言うかより、何を言うか」
誰のアドバイスでも謙虚かつ真摯に受け止めるのが、一刻も早くプロジェクトを前に進めるために必要ではないでしょうか。

一人でも多くの方が組織で活躍できるよう、私は研修を通して自立型人材の育成に努めています。