月刊ビジネス選書で2017年10月に届いた『Simplify マーケットを支配する最強のビジネス戦略』(リチャード・コッチ&グレッグ・ロックウッド)ようやく読み終えました。

フォード、マクドナルド、イケア、アップル、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)、サウスウエスト航空、ホンダ、ペプシから、ウーバー、スポティファイ、エアビーアンドビーといった現在赤丸急上昇中の企業の事例まで具体的な解説があり、とても参考になりました。
価格のシンプル化か、プロポジションのシンプル化か、一つ視点が加わりました。

シンプル化で押さえておきたいこと

◆価格のシンプル化に共通する戦術
コストのかかるサービスをやめること、そしてその埋め合わせとして低コストの(できれば利益を生む)サービスをふんだんに提供することだ。
最大のポイントは安売りしつつも低コストあるいは無料のサービスを提供し、さらなる集客につなげることだ。
このサービスのキーワードは”「利便性」「有益性」「芸術性」の向上”だ。

◆プロポジションのシンプル化
「プロポジションのシンプル化」に成功すれば、商品の地位は安泰だ。
成功者たちの絶対的な優先事項は、商品やサービスをほんの少しとかではなく、桁違いに向上させること。
そうすれば、市場で他との差が明確になる。
プロポジション、すなわち商品価値を提示するには、既存商品を大幅に改善するか、これまでなかった斬新な商品を作り出すしかない。
顧客に「使う喜び」をもたらす、「めちゃくちゃすごいもの」でなければならないのだ。

◆2つのシンプル化が作る市場
価格のシンプル化
シンプル化によって商品サービスの価格を大幅に”下げる”ことで、”大衆”市場を創出する。
プロポジションのシンプル化
商品・サービスを大幅に”改善”し、”「使う喜び」をもたらすもの”をつくることで、プレミアム市場を創出する。

◆「価格のシンプル化」に関する3つの教訓
1.シンプル化を利用して、製造コストと提供コストの両方が大幅に低いものを作ること。
2.商品コストを下げるには、(顧客が必要性を感じない)いわゆる「金のかかるサービス」を”削減する”こと。
2.コストのかからない”サービスを増やし”、代わりにコストのかかるサービスを削ること。

◆プロポジションのシンプル化に関する2つの教訓
1.最優先事項はシンプル化を利用して”「使う喜び」をもたらす”ものをつくること。
2.シンプル化を利用して生産コストが低い商品を作ること。あるいは、少なくとも余分なコストがかからないサービスを追加すること。

◆価格革命に火をつける9つのステップ
商品設計の見直し
1.機能の減算
商品の期間機能に回帰する
2.商品ラインの縮小
ユニバーサル商品の開発
3.低コストサービスの付加
ターゲット顧客に大きな価値をもたらす低コストサービスを提供する
ビジネスシステムの見直し
4.オートメーション化
5.組織化
6.セルフサービス
7.顧客への直接販売
8.よりシンプルな技術の活用
事業規模の拡大
9.国際的な事業規模の拡大