今月の課題図書『採用基準』(伊賀泰代さん)

を読んで感じたのが「誰でもリーダーになれる」でした。

リーダーに必要な5つの要素

◆経営課題の相談を受ける
経営者が経営上の重要課題について相談をするのは、「問題を解く能力がある人なら誰でも」ではないのです。
そういった相談を受けるためには、お互いの間に深い信頼関係が成り立っていることが不可欠です。
ライバル会社ではなく、自社のみにコミットしてくれているはず、という信頼感、
個人として弱みを見せてもよいと思える包容力、
最終的に結果を出してくれると信じられるリーダーシップなど、さまざまな資質が必要です。
それらに必要なものが地頭などではないことは、誰の目にも明らかでしょう。

◆スパイク型人材
実はマッキンゼーでは、バランスが崩れていてもよいので、何かの点において突出して高い能力を持っている人が高く評価されます。
ある一点において卓越したレベルにある人を「スパイク型人材」と称し、採用時も入社後も「彼・彼女のスパイクは何か」という視点で人材を評価しているのです。
スパイク型人材は、難局においてリーダーシップを発揮する際に、とても有利です。
困難な条件下で組織を率いるリーダーはしばしば、「この難局を、何で勝負して乗り切るのか」と問われるからです。
危機の時、ここぞという時に使える自分の勝負球や自分独自の勝ちパターンを持っていれば、それで難局を乗り切れます。

◆問題解決に不可欠なリーダーシップ
今の時代、「これが正しい答えです」と書かれた紙(提案書)に多額のフィーを払う企業は存在しません。
顧客の企業価値向上を実現するには、解決策を検討する段階から組織の中に入り込んで現場スタッフの信頼を獲得し、最終的な提案内容についても、さまざまな部署と調整しながら組織のルーチンに落とし込んでいく必要があります。
そしてどんな分野にせよ、既存のやり方を変えるには、強力なリーダーシップが必要とされます。現実に問題を解決するのは、問題

◆成果主義
実はリーダーシップを考える時、常にセットで考える必要があるのが「成果主義」なのです。
成果主義とは、「努力でもプロセスでもなく、結果を問う」という考えであり、成果主義を原則とする環境でなければ、リーダーシップは必要とされません。

◆リーダーがなすべき4つのタスク
①目標を掲げる
まずリーダーに求められるのは、チームが目指すべき成果目標を定義することです。
そしてその目標は、メンバーを十分に鼓舞できるものである必要があります。
人がつらい環境の中でも歩き続けられるのは、達成すれば十分に報われる目標が見えているからです。
その目標、すなわちゴール(到達点)をわかりやすい言葉で定義し、メンバー全員に理解できる形にしたうえで見せる(共有する)のがリーダーの役割です。
②先頭を走る
「最初の一人になる」、「先頭に立つ」ことを厭わないのがリーダーです。
集団の前で何か新しいアイデアが披露され、「誰かこれにトライしてみたい人はいますか?」と問われた時に、周りの様子をうかがうのではなく、すっと自分の手を挙げて「私がやりましょう」と声を上げるのがリーダーです。

③決める
リーダーとは、たとえ自分の情報が揃っていなくても、たとえ十分な検討を行う時間が足りなくても、決めるべき時に決めることができる人です。
④伝える
リーダーのポジションにある人は、何度も繰り返して粘り強く同じことを語り続ける必要があります。
わかってくれているはずの人も、その多くが、わかった気になっているだけであったり、わかったような顔をしてるだけだったりします。
伝わっているかどうか確認もせず、「伝わっているはず」という前提をおくのは、怠慢以外のなにものでもありません。

問題に直面したら真っ先に手を挙げる、率先垂範を心がけます。