ネクタイの色を変えただけで印象がガラリと変わったり、おしゃれに見えたりすることはないでしょうか。
「数字を使う」というスキルも、それと同じようなものだと思います。

著者の深沢真太郎さんは『入社1年目からの数字の使い方』のあとがきで、こうおっしゃっていました。


数字の使い方だけでなく、論理的思考や報連相、資料作成、プレゼンテーションまで、仕事をするうえで欠かせない基本スキルを習得するコツが網羅された一冊。
文章にキレがあるおかげで、電車の中やお昼休みなど、隙間時間にスイスイ読み進めることができます。

◆数字を使うメリットって何?
「決められる」

◆このイメージを持つことが「数字で考える」ということであり、ビジネスパーソンがする「計算」の正体です。
あなたが「ほしい言葉(計算したい数字)」は何かを考える

それはどんな言葉の組み合わせかを考える

それらの言葉を具体的な数字で表す

それらを実際に組み合わせる(計算する)

あなたの「ほしい言葉(計算した数字)」が手に入る

◆仕事で使う数字はたった2種類しかない
実数:
ヒト・モノ・カネといったものの「量」を表現する数字
割合:
その実数の「よい・悪い」を表現する数字

◆「分母は何?」という視点を持つ
「その割合(%)の分母(もとの数字)は何ですか?」

◆「どれくらい?」と尋ねられたらアウトとは?
「どれくらい?」と尋ねられたということは、数字にするべきだった言葉を変換せずにそのまま使った証だからです。

◆数会話
ビジネスコミュニケーションに数字を活用すること

◆「ちゃんと考える」ってどういうこと?
・論理的に考える
・数字を使って考える
⇒前提があるから考え方が決まり、考え方が決まるから行動が決まるのです

◆「数字コトバ」とは?
変換…言い換えると、裏を返せば
対立…しかし、一方で、でも
条件…かつ、または、少なくとも
追加…しかも、さらに、また、そして
仮定…仮に、もしも
因果…ゆえに、したがって、すなわち
理由…なぜなら
要約…つまり、要するに
結論…以上より

◆自分に問いかければ論理的に考えられる
・原因や理由を考えたいときは「なぜなら」を自分に問いかける
・具体的にどうするのかを考えたいときは「したがって」を自分に問いかける

◆制限せざるを得ない状況を自分でつくる
・もし1分しかなかったら
・もし1行しかなかったら

◆「情報→数字→情報」の順で報告する
情報…まずは訊かれたことに答える
数字…数字で説明する
情報…考え方や意見を伝える

◆余計なことまで伝えない
数字のノイズカット
「数字を伝える」と「数字で伝える」の違い
「相手が知りたいことだけ伝えているか」
◆一瞬で状況を理解できるように伝える
①相手が好むモノサシを使う
②伝えるための「1&2ルール」を意識する
1行に2つの数字を入れて伝える

◆誰でも使える、データを読むための「5ステップ」
①まずはグラフ化し、「傾向」と「異物」を把握する
②データの平均値と標準偏差を計算する
③必要であれば「異物」を除き、改めて平均値と標準偏差を計算
④「平均値±標準偏差」で”だいたいのちらばりの範囲”を把握する
⑤「標準偏差÷平均値」で相対評価する

◆「何を表現したいのか?」でグラフを選ぶ
棒グラフ:
大小比較を表現する際に使う
折れ線グラフ:
推移を表現する際に使う
円グラフ:
シェア(割合)を表現する際に使う

◆プレゼンとは何か
「自分の主張を相手に伝え、短時間で納得してもらう行為」

◆「3-1-3」でプレゼンを組み立てる
3:3分間で終わる(短時間であること)
1:伝えたい主張は1つに絞る(主張が明確であること)
3:そのための根拠は3つまで(相手が納得できること)

◆「見せる資料」と「備える資料」に分ける
【見せる資料】
自分の主張に必要な数字だけを資料に入れる
【備える資料】
ツッコミ対策として、参照データなどを手元に持っておく

◆緊張することを前提にして話す
①数字だけはゆっくり話すようにする
②10秒に1回、「1秒の間」を取って話す

来週の新入社員研修に備えて購入しましたが、予想以上に収穫がありました。


数字って難しそう、敷居が高そうと思って敬遠している、数字食わず嫌いな方にピッタリの一冊です。