今月の課題図書『まちゼミ』(著者:松井洋一郎さん)を読んで一番印象に残ったのが、この文章でした。

まちゼミとは
”三方よし”の取り組み
買い手である受講者は、まちゼミによって普段は知り得ようもない専門知識を得たり、新しい体験をしたりすることができます。
入ってみたかったけれど入りにくかった店の中に入ることができ、そこで新しい発見もあるに違いありません。
これらを無料で体験することができます。
「買い手よし」です。
店にとっては商人としての気持ちを受講者に直接届けることができます。
普段はなかなか表現しきれない自店の特徴やこだわりを伝えることができ、新規顧客やファンづくりのきっかけとすることができるのです。
受講者は後に店のお客様にもなって、売上につながります。
「売り手よし」です。
こうしてお客様が楽しく買物をする店が増え、店が潤えば、商店街全体がにぎわってきます。
さらにその周辺のまち全体も活気にあふれていくでしょう。
地域全体に人が集まるようになり、地域活性化につながります。
「世間よし」です。

自分のビジネスに活かせそうな、まちゼミのノウハウ

◆まちゼミの五つの大きな違い
①まちゼミの講座には、お客様になる可能性のある人そのものが来るということです。
直接顧客と間接顧客
②まちゼミは店で講座を開くことです。
まちゼミでは、受講者たちは1時間も店内に滞在します。

③まちゼミが少人数で行われることです。
まちゼミでは定員を3人から7人程度を推奨しています。
④まちゼミの受講者はいくつもの講座の中から自分で選んだ講座に参加しているということです。
⑤まちゼミでは店が集まれば集まるほど、特別な効果が出てくるということです。
店数が増えれば増えるほど、1店あたりの受講者数が増えていく。
1店あたりのチラシの費用の負担も減らすことができる。

◆3つの魅力
まちゼミは個店が集まれば集まるほど、つまり商店街のようなところで実施するほど効果を挙げることができます。
①人の魅力
あなた自身が魅力に満ちていることを忘れないでください。
②つながり・連携
2店以上が共同で開催するコラボレーション講座
受講者とともに過ごした、満ち足りた時間を思い出してください。
いまさらながらほかの店のことを知って驚いたり、感心したことを忘れないでください。
仲間がいるということを、仲間から言われたことを、気づかされたことを心に留めてください。
③起業家精神
まちゼミは最高の実験の場
新しいことに挑戦する気持ちを忘れないでください。
大胆に試し、自分でその反応を感じてみてください。

◆まちゼミのルール
まちゼミはコミュニケーション事業
・講座は少人数
・場所は店の売り場
・講師は店主またはいつも店にいるスタッフ
・原則は無料
・講座中は決して販売はしない

◆再来店客を増やす3つの方法
①まず何よりも分母
受講者数そのものを上げる
②受講者の満足度を上げる
基本を見直す
・店をきれいに掃除する
・講座のために用いるテーブルをきれいに磨く、あるいはテーブルクロスを掛ける
・花を飾る
講座そのもので満足を得るために
商品を売らないということを徹底する
③アフターフォローをしっかりする

◆人を集められる講座とは
①「楽しそう!」「面白そう!」という内容にする
自分が受講者になったつもりで考える
②店で普段顔を合わせるお客様からよく聞かれる質問
③キーワードを切り口とする
「健康」「料理・グルメ」「美容」「「歴史・文化」に関する講座
これを自店の業種と掛け合わせる
④情報を収集する

まちゼミ、近所で開催しているのを見かけたら、参加してみます。