タイトルに惹かれて手に取った「ソクラテス・メソッド」(本田有明さん)
マイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」の指導法がソクラテスメソッドだったこと、まえがきを読んで驚きました。
ソクラテス・メソッドとは
①自分が話すことよりも相手の話をよく聴くことでキーワードを見つける
②巧みな質問をすることによって相手のなかに眠っている知恵を引き出す
③対話の作法を守りつつ論理思考を促し、ともに問題解決のヒントを探す
まずは本書で紹介されているソクラテス・メソッドを実践する29のポイントの中で、大谷更生が今後も心がけたいと感じたものをご紹介します。
1.相手が興味をもつ話からはじめよう。
興味をもてない話には誰も耳を傾けない。
4.相手に敬意を示そう。
敬意がコミュニケーションの潤滑油となる。
6.詳細なレジメはつくらない。
対話は一回限りの真剣勝負である。
8.結論を用意してはいけない。
対話によって結論はおのずずと導きだされる。
12.相手の満足を議論の中心に据えよう。
その熱意に比例して信頼度と説得力は高まる。
15.話しやすい環境をつくろう。
リラックスできなければ人は心を開かない。
27.「グッド・アンド・ベター」で語ろう。
人は支援にたいしては素直に応じやすい。
29.判断の基準を明確にしよう。
方針がブレては説得力のある対話はできない。
さらに、ポイント20で語られていた「7つの習慣」にも興味を惹かれました。
行動の選択権を尊重しよう。
人は他人にコントロールされることを望まない。
致命的な7つの習慣
①批判する
②責める
③罰する
④脅す
⑤文句を言う
⑥ガミガミ言う
⑦目先のほうびで釣る
身につけたい7つの習慣
①傾聴する
②支援する
③励ます
④尊敬する
⑤信頼する
⑥受容する
⑦意見の違いを交渉する
ソクラテス・メソッドを最大限に活かして交渉に臨むためには、自身のコンディションを整えることが最も大切だと感じました。
「ソクラテス・メソッド」(本田有明さん)
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