問題が発生したら早く解決したい。
誰もがそう思っているのに、意に反して問題が長期化したり悪化してしまったりと、思うようにはいかないもの。
なぜ問題が解決できないのか?
原因は3つの『ない』のどれかであることが大半です。
①決められない
②動けない
③続かない

今回は『①決められない』に焦点を当てます。
なぜ決められないのか?
一番の理由は最適な解決策を見つけることができないからです。

では、どうやったら最適な解決策を素早く見つけることができるか?
オススメはたくさんの基準を持つこと。

万能な基準はありません
どの基準も一長一短あります。
多種多様な基準を持つことで、場面に応じて最適な基準を活用して問題解決に取り組むことができます。

多種多様な基準を持つのにオススメなのが↓の書籍です。
パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理


翻訳は私の10年来の友人で日本読書療法学会の会長を務める寺田真理子さん
本書は認知症ケアにとどまらず、人類が抱えるあらゆる問題の解決に活用できる基準を紹介しています。

例えば
◆結果尊重主義
ある行為が正しいか間違っているかを、その結果によって判断する
◆義務論
ある行為が正しいか間違っているかを、それが自分が義務としてしなければいけないかによって判断する
◆原則主義
ある行為が正しいか間違っているかを判断するためには、医療倫理の原則を適用すべきである
医療倫理四原則
①自律尊重原則
②善行原則
③無危害原則
④公正原則
◆主観的道徳理論
何が正しくて何が間違っているかは、私の個人的な内省や感情によって決まる
◆客観的道徳理論
何が正しくて何が間違っているかは、外見的事実と共有価値によって決まる
◆遠近法主義
倫理的判断は、ケアに正当な関心を有する人たちの視点を無視して行うことはできない
◆徳の倫理
徳の高い人がどうするかがわかれば、正しい行動や良い判断がわかる
◆討論倫理・コミュニカティブ(伝達)倫理
適切な判断は、共有の、敬意を持って行われた討論という倫理的基準に依存する
◆ナラティブ(物語)の倫理
正しい判断は、その人の物語と、この共同で創造する歴史において、その人たちがどこに位置づけられているかの正しい理解から始まる

パーソンセンタードケアで考える認知症ケアの倫理』(寺田真理子さん




写真:2013年の女子ランチ会より、私の左隣が寺田さんです。

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