今月の課題図書『コーチング以前の上司の常識 「教え方」の教科書』(古川裕倫さん)を読んだことが、改めて「教えるとは何か」と向き合うきっかけになりました。


◆教えるときに大切なこと
まずは、とことん基礎から「教える」こと。
私は、これが一番大切だと感じます。
何もわからない部下だからこそ、手取り足取り教える。
こちらから説明をして、指示を出して、仕事の基本をイチから教える。
多少、一方通行であっても、この部分が必要不可欠なのです。
「教える」ことで、部下はかならず成長します。
これが、どんな手法よりも一番シンプルで、着実に部下が成長するやり方なのです。


◆部下教育で考えなければならないこと
部下教育で考えなければならないことは、自分が「今、部下からどう思われるか」ではなく、「将来、部下がどう思ってくれるか」です。
私の周りのできる人はみんな、若いときに厳しく教え込まれたと言っています。
しかし、今ではそれをとても感謝していると言います。
教えている今は、部下から見て「イヤな上司」であっても、将来「感謝される上司」であるほうがいい。
私は、これを強く感じます。

◆部下を信じる
ウソをつこうとしているのではなく、わかったつもりになっているだけ。
正しくやろうとしているが、スキルがまだ伴っていないだけなのです。

◆待つのも仕事
慣れていない人をどうやって慣れさせるか。
それには時間しかないのです。
経験不足はしかたがないことですから、「自分でやったほうが早い」などと思わないことです。
仕事を任せるときには、「待つのも仕事」ということを忘れないでください。

◆部下の実力を見抜く
①部下の長所と短所は何か。
②褒めて伸びるのか、叱って伸びるのか。
③行動力はあるのかないのか。
④理解度はどのくらいのレベルか。
⑤どんな考え方を持っているか。
この5つを把握しておきましょう

◆予定を組むときの原則
「First come,First served.」という言葉があります。
最初に来た人から順番に(食事などを)提供される」という元々の意味で、「早く来たアポイントから順番に入れ、その通りアポイントをこなす」ということです。
大事なのは決めたことをその通り実行することです。
予定を変えないことです。

◆確認すべき3つの責任
①結果責任は上司
②遂行責任は部下
③報告責任は部下

◆報告の精度を上げる
①○○の案件について
②結論
③理由・経緯
④所感・感触

◆部下との距離感
「つかず、離れず、甘やかさず」に切り替える
報告を聞くことは継続し、任せるところは任せる。
相談には大いに乗ってやる。
ただし、仕事の緊張感を持たせるべきなので、甘やかしは禁物であり、違うときは違うとはっきり言うことです。

今後も毅然とした姿勢で、相手を信じて「教える」に臨みます。