最近、タイムマネジメント研修の相談を受けることが増えたので手に取ってみました。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』(中島聡さん)


著者の中島さんはWindows95を開発したスーパープログラマーです。
いま抱えている仕事で、やらなきゃと思っていながら、できていないことがいくつかあって、ドキっとしました。

ドキッとした箇所

◆100人に1人もできない「あること」とは?
その「あること」とは、「常に締め切りを守ること」です。
正確に言い換えれば、「常に締め切りを守れるような仕事の仕方をすること」です。

◆まずは「締め切りは絶対に守るもの」と考える
①「まずはどのくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください」と答えて仕事に取り掛かる(見積もりをするための調査期間をもらう)
②その2日をロケットスタート期間として使い、2日で「ほぼ完成」まで持っていく
③万が一、その2日で「ほぼ完成」まで持っていけなかった場合、これを「危機的な状況」と認識してスケジュールの見直しを交渉する。

◆時間を制する者は、世界を制す
本章の最後に、結局時間を制するとどんなメリットがあるのかをおさらいしておきましょう。
それは次の3点に集約されます。
①リスクを測定できる
終わりそうにない、ということ自体は仕方のないことです。
一番避けたいのは、締め切り間際になって「終わりそうにないです…」と言ってくることです。
②目に見える形のもの(プロトタイプ)を素早く作ることができる
すべての仕事は必ずやり直しになります。
ですから、70点でも80点でもいいから、まずは形にしてしまうことから始めましょう。
③誤差に対応できる
待ち合わせの例でいえば、待ち合わせというのは10時前に到着する電車に乗ることではなく、10時に絶対に待ち合わせ場所に着くことなのです。

◆冴えたアイデアを生む思考とは
実際のところ、新製品のアイデアを思いつくことは、世の中を丁寧に見ている人には決して難しくないのです。
難しいのは、そのアイデアを目に見えて触ることのできる、実際に動く物にしてしまう部分なのです。

◆結局、ロケットスタート時間術とは何なのか?
・すべての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終えられる納期を導き出す
・最初の2割の期間を「見積もり期間」としてもらい、実際には、仕事量の8割を終える
・最初の2割の期間で8割の仕事ができなかったら、期限を延ばしてもらう
・「仮眠を取る」と「マルチタスクをやめる」で、仕事の効率を上げる

本日から「依頼を受けたらロケットスタート、まず形にする」を心がけます。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』(中島聡さん)