40万部突破のベストセラー、ひょんなきっかけで私の手元にやってきました。
『アウトプット大全』(樺沢紫苑さん)
目次
CHAPTER1 アウトプットの基本法則
CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方
CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方
CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力
CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法
全80項目、ほとんどの項目を見開き2ページで解説、イラストも多くて読みやすかったです。
印象に残った解説
◆フィードバック
フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して、次のインプットに修正を加えるという作業です。
見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明、すべてフィードバックです。
◆記憶の強化
アウトプットは教育の強化です。
居酒屋で「課長が嫌い!」と、課長のアラ探しで盛り上がるのは、「課長が嫌い!」という記憶、感情を強化します。
◆断りの公式
謝罪(感謝)+理由+断り+代替案
まず、謝罪(感謝)のクッション言葉をはさみ、理由を先に述べて、「結論」である「断り」はできるだけ最後に述べるといいでしょう。
◆営業
営業とは、その商品が持つ「本当の価値」「本当の素晴らしさ」「本当の魅力」を正しく伝えることです。
結果としてクライアントの購入意欲が上がり、購入に至るのです。
正しく営業すると、「売り込む」必要も、「売りつける」必要も、まったくないのです。
◆脳幹網様体賦活系(RAS)
RASとは、脳幹から大脳全体に向かう神経の束。
神経のネットワークです。
(中略)
RASは別名「注意の司令塔」とも呼ばれます。
◆落書き
落書きについて興味深い研究があります。
プリマス大学(イギリス)で40人の参加者に人と場所の名前を聞かせ、あとでそれを書き出してもらうという実験を行いました。
実験の際、参加者の半数には紙に落書きをしながら聞いてもらいました。
結果、「落書きをした」参加者は、「しなかった」参加者より29%も多くの名前を思い出すことができたのです。
◆デフォルトモード・ネットワーク
デフォルトモード・ネットワークは、いうなれば「脳のスタンバイ状態」です。
このスタンバイ状態において、これから自分の身に起こり得ることをシミュレーションしたり、自分の過去の経験や記憶を整理・統合したり、今の自分がおかれている状況を分析したりと、いろいろなイメージや記憶を想起させながら、脳内で「自分のこれからをよりよいものにしていくための準備」を整えているのです。
◆ファーストチェス理論
プロのチェスプレイヤーにチェスの盤面を見せて、5秒で「次の手」を決めてもらいます。
その後30分かけてじっくり考えてもらい、30分後に改めて「次の手」を決めてもらいます。
その結果、「最初の手」と「30分考えた手」は、86%一致したのです。
『アウトプット大全』(樺沢紫苑さん)
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