今月の課題図書『これからの教え方の教科書』(阿部淳一郎さん)を読み終えて、一番印象に残ったのが「怒ると叱るの違い」でした。

「怒る」と「叱る」

「怒る」=相手への期待がなく、相手をよりよい方向に導かないもの
怒る人が相手に与えるのは威圧感で、その先に生まれるのは距離感です。
「叱る」=相手の期待を込め、相手をよりよい方向に導くもの
叱る人が相手に与えるのは成長感で、その先に生まれるのは信頼感です。

SL理論

ステージ1:知識増加ステージ(入社後~0.5人前)
このステージの教える目的は「スキーマ(その業務に必要な知識、手順、ルール)を増やすこと」
基本的なことを教える
ステージ2:自分で考える力習得ステージ(0.5人前~1人前)
このステージの目的は、頭の中に「考え方・行動のフレームをつくること」。
こういう場合はこうしよう!と教える
ステージ3:質問ステージ(1人前~1.5人前)
このステージの目的は、「自分で考えて動く力(自己調整学習力)」を高めること。
「どうしたらいいと思う?」と考えさせる
ステージ4:任せるステージ(1.5人前~)
この段階では、下の人間を育てる役割や、大きな責任のある仕事を任せます。
マネジメント、リーダーを任せる

配属初日は何を話す?

1.「職務内容」を伝える
2.「意義」を伝える
3.「育成ステップ」を伝える

小さな会話の量を増やす

1.自分から全員に挨拶する
2.全員と週に一度は一言、雑談する時間を持つ
3.会議の最初の5分間くらいは雑談タイムにする
4.きちんと名前を呼ぶ
5.1人ひとりに、キャッチコピーをつける
6.プラス一言で存在承認メッセージを伝える
7.報連相OKタイムをあらかじめ設定して共有する

相手のやる気スイッチを知る

・WANTタイプ
ビジョンが明確な相手に対するアプローチ
相手のやりたいことと業務を紐づける
WANTタイプの若手には、「この仕事に何を望んでいるのか」を本人に「確認」し、本人が出した望みに対して、可能な範囲で業務を紐づけることが大切です。
・CANタイプ
ビジョンが乏しい人に対するアプローチ
相手の得意なことと業務を紐づける

部下にとって適切なレベルを考えるとき

・コンフォートゾーン:退屈
居心地のいい場所。
・ラーニングゾーン:学び
「コンフォートゾーンから一歩出たところ」に広がっているもの。
「適度な不安」があるからこそ、学びを促進してくれるエリア。
・パニックゾーン:メンタルへの強烈なダメージ
「ラーニングゾーンよりさらに外側」に位置するもの。
現在地から遠すぎて、何が起きているのかもよくわからない状態。

「具動客ルール」で説明する

何をどうしたらいいのかを「具」体的に伝える
語尾を「動」詞にして伝える
「客」観的に誰でも同じ理解になるように伝える

DESC法

アサーティブコミュニケーション
客観的な状況説明(Describe)
⇒自分が感じている気持ちの説明(Explain)
⇒してほしいことの提案(Specify)
⇒選択肢を与える(Choose)

相手の成長を信じて、これからも向き合い続けます。


これからの教え方の教科書(阿部淳一郎さん)