以前は「就業規則の神様」と呼ばれるくらい社労士業界で活躍。
現在は沖縄で「BOOK CAFE AETHER(あいてーる)」を営みながら東京とのデュアルライフを送っている下田直人さんの新刊を読み終えて、大きな違いは「自分でやるか、相手にやらせるか」だと感じました。
『人が集まる会社 人が逃げ出す会社』(下田直人さん)
◆はじめに
では、人が集まる会社とはどんな会社なのだろうか。
その答えを探して、多くの会社を見て、多くの経営者と話をした。
ヒントは、「経験」とそこで得られる「感情」にあった。
◆「温める会社」と「冷やす会社」の違い
2種類の会社で決定的に違うのは、「人の心が感じられるかどうか」という部分だ。
つまり、その会社が本気で相手のことを思いやっているか、そして、そのことを口に出すだけではなくて、態度で示しているかどうかということだ。
◆冷やす会社の特徴
1 人をすぐに使えるか使えないかで判断する
2 やたらとペナルティを課そうとする
3 本来の目的を見失い、手段が目的となってしまっている
◆温める会社の特徴
〇フェイス・トゥ・フェイスを重要視する
〇多様性の受け入れに柔軟である
〇個人を大切にしている
〇利益を一番とは考えていない
〇人の「良心」を大切にしている
◆利益を一番とは考えていない
温める会社は利益を一番の目的とはしていないが、どの会社も利益は追求しているということだ。
ただし、それが一番ではないため、他に大切にしていることとバッティングした場合には利益を捨てて他に大切にしていることを優先するのに迷いがないということである。
ここ↓はドキッとしました。
◆クレームを言われないことが目的に
自己防衛のための行動は、行きすぎると相手の心を冷やす。
そんなにいろいろ求めるならば、こっちも相手にいろいろと要求しよう、契約書に書いていないことならば、こちらも自分勝手にやっていいんだよね、という発想になっていく。
大谷更生も自分が関わる場所で温める空気感を醸し出せるよう、引き続き活動していきます。
下田さん、ありがとうございます。
『人が集まる会社 人が逃げ出す会社』(下田直人さん)
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