問題に対処するときに意外と時間がかかるのが情報収集、これを効率的にすませる方法はないかと思っていたところ、タイトルに惹かれて手に取りました。
課題解決のための情報収集』(河村有希絵さん)


◆「課題解決のための」情報収集の基本
・まず情報収集の「課題」を明確にし、
・その「課題」の核心に対する自分の立ち位置を明らかにし、
・その距離を埋めていく戦略を立てること

◆情報収集の3つのステップ
STEP①課題を認識し、情報収集の戦略を立てる
まずは「課題」をきちんと認識し、自分の立ち位置と課題の核心との距離感を測って、それを埋めるための情報収集戦略を立案します。
STEP②情報を獲得し、取捨選択する
同じ課題に対する複数の情報が互いに矛盾する場合、あるいは見つかった情報が直感的に疑わしいと感じられるときは、検証が必要です。
人に聞いた情報・伝聞情報が主体であった場合は文献で、文献調査が主体であった場合は専門家へのインタビューで、など今までとは違うアプローチで情報を補い、どれが正しい情報なのか、自分が求める情報なのかを判断します。
STEP③情報を伝わりやすい形に加工する
自身が学んだこと、わかったことではなく、相手が知りたかったことが簡潔に書かれているのが、よい報告書です。

◆ネットの活用と甘い罠
・ネット上の情報は必ず出所を調べる
・一次情報でなかった場合は、極力一次情報まで遡る
・遡れないものについては、ほかの情報で情報の確からしさを検証する
この3つを常に心がけてください。

◆聞く力
留意すべきポイント3つだけ挙げておきます。
・相手の言うことを遮らない
・相手の真意をくみ取る努力をする
・誘導しない

◆選び取る基準
では、何を基準に情報を選択すればいいのでしょうか。
ここでは、
・課題に応えているかどうか
・具体的でイメージしやすい情報かどうか
・確からしいかどうか
の、3つを挙げておきます。

◆よい報告書とは
・読み手の立場に立って書かれている
・まず全体の要旨を示してから、詳細に進んでいる
・調べた時系列ではなく、伝えたい内容に沿った順で書かれている
・「その情報がどの程度確からしいか」が明記されている

課題解決のための情報収集』(河村有希絵さん)