以前読んだ『入社1年目の教科書』
研修プログラムを作るとき、そして『3年後のあなたが後悔しないために今すぐやるべきこと』の原稿を書いていたとき、とても参考になったので、期待して手に取りました。
入社10年目の羅針盤(岩瀬大輔さん)
ひとことで表現すると「つまらない仕事を楽しむコツ」が書かれた本です。
◆6つの原因で仕事はつまらなくなる
①コミュニケーションがうまく取れないから
②自分のスキルが足りないから
③モチベーションが上がらないから
④キャリアプランがうまくいっていないから
⑤プライベートに問題があるから
⑥チャレンジしていないから
◆人脈は、好きな人を大切にすることで広がる
そこで僕なりの「人脈術」をいうならば、好きな人をとことん大切にするということでしょうか。
自分の仕事に役立つ人だろうと、そうでない人だろうと、好きな人と徹底的に付き合うようにするのです。
(中略)
「人脈を広げよう」と意識するのではなく、ごく自然に、「自分が好きな人」と付き合うことが、自分も相手もハッピーになれる「人脈術」だと思うのです。
◆自分の取締役会を持て
僕が若い人たちにもよく言っているのは、「自分の取締役会を持て」ということです。
自分を会社に見立てて、自分のいいところも悪いところも包み隠さず言ってくれる先輩や同僚、友人に助言者になってもらうのです。
◆失意泰然 得意淡然
僕が困った時、うまくいかない時に思い出すこの言葉には、まさにその先人たちからの戒めや知恵が詰まっていました。
この言葉には次のような意味が込められています。
「うまくいっていない時こそ、どっしりと大きく構えよ」
「うまくいっている時こそ、謙虚になれ」
◆仕事がつまらないという人にアドバイスするとしたら、僕は次のいずれかお話しします。
「つまらない仕事はない」
「楽しい仕事なんてどこにもない」
「はじめに」でも述べたように、この2つは一見逆のことを言っているようですが、言いたいこととしては同じです。
どちらも「仕事が楽しくなるかどうかは自分次第」という意味なのです。
◆気分が乗らない時のために
能力が高い人が仕事がデキる人だと思われるかもしれませんが、実際はそうではありません。
自分の能力を上手に引き出せる人が、仕事がデキる人なのです。
◆「やりたいこと」へのこだわりを捨てれば、「なりたい自分」に近づける
世の中、好きなことだけをやってお金がもらえるほど甘くないということです。
そうではなく、誰かが「やってほしい」と思っていることをやるから、対価がもらえるのです。
◆「少し危険だけど面白い手」を打ってみる
いつも同じやり方では、必ずどこかで行き詰まる。
それより何より、結果が分かりきった方法でやるのは、僕だって楽しくない。
だから少しだけリスクを取る。
同じ仕事でも、ちょっとした冒険をしてみることで楽しくなります。
今後も「好きな人を大切」に日々を過ごします。
入社10年目の羅針盤(岩瀬大輔さん)
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