ずっと気になっていて、ようやく手に取った『幸せになる勇気』(岸見一郎さん、古賀史健さん)


一番印象に残ったのは、このフレーズでした。

汝の隣人を、汝みずからの如くに愛せよ
自分を愛することができなければ、他者を愛することもできない。
自分を信じることができなければ、他者を信じることもできない。
新約聖書より

◆課題の分離
人生のあらゆる物事について「これは誰の課題なのか?」という観点から、「自分の課題」と「他者の課題」を切り分けて考える。
(中略)
それが誰の課題であるのか、見分ける方法は簡単である。
「その選択によってもたらされる結果を、最終的に引き受けるのは誰なのか?」

◆共同体感覚
「他者の目で見て、他者の耳で聞き、他者の心で感じること」
共同体感覚は「身につける」ものではなく、己の内から「掘り起こす」ものであり、だからこそ「感覚」として共有できるのです。

◆共感
共感とは他者に寄り添うときの技術であり、態度なのです。

◆問題行動の5段階
第1段階:称賛の欲求
彼らの目的は、あくまでも「ほめてもらうこと」であり、さらに言えば「共同体の中で特権的な地位を得ること」なのです。
第2段階:注目喚起
学級のなかで、特権的な地位を得たい。
自らが属する共同体のなかに、確固たる「居場所」がほしい。
第3段階:権力争い
誰にも従わず、挑発をくり返し、戦いを挑む。
その戦いに勝利することによって、自らの「力」を誇示しようとする。
特権的な地位を得ようとする。
第4段階:復讐
「憎悪」や「嫌悪」によって、なんとかつながろうと画策する。
第5段階:無能の証明

◆やるべきこと
あなたのやるべきことは、彼らの「目的」に注目し、彼らと共に「これからどうするか」を考えることなのです。

◆民主主義とは
競争原理ではない、「協力原理」に基づいて運営される共同体です。

◆価値
「わたし」の価値を、他者に決めてもらうこと。
それは依存です。
一方、「わたし」の価値を、自らが決定すること。
これを「自立」と呼びます。

◆アドラーによる「苦悩」の定義
「すべての悩みは、対人関係の悩みである」
「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」

◆信用と信頼
仕事の関係とは「信用」の関係であり、交友の関係とは「信頼」の関係なのです。

◆分業について
「人の価値は、共同体において割り当てられる分業の役割を、どのように果たすかによって決められる」と。
つまり、人間の価値は、「どんな仕事に従事するか」によって決まるのではない。
その仕事に「どのような態度で取り組むか」によって決まるのだと。

◆自立
自立とは、「自己中心性からの脱却」なのです。
(中略)
自立とは、経済上の問題でも、就労上の問題でもありません。
人生への態度、ライフスタイルの問題です。
…この先あなたも、誰かのことを愛する決心が固まるときがくるでしょう。
それは、子ども時代のライフスタイルとの決別を果たし、真の自立を果たすときです。
われわれは、他者を愛することによって、ようやく大人になるのですから。
(中略)
愛は自立です。
大人になることです。
だからこそ、愛は困難なのです。

◆幸せになる勇気
われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。
他者を愛することによってのみ、自立を成しえます。
そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどりつくのです。

読み終えて、全国恐妻組合連合会の活動を今後も続けようと思いました。

幸せになる勇気』(岸見一郎さん、古賀史健さん)