タイトルに惹かれて手に取りました。
「秋本治の仕事術」(秋本治さん)
著者の秋本治さんは、最も発行巻数が多い単一漫画シリーズとしてギネス世界記録に認定されている「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」の作者です。
こち亀は、東京都葛飾区にある亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉が主人公のギャグ漫画。
週刊連載40年でコミックス200巻、私が小学校のころから連載していた超ロングセラーです。
秋本さん、読む前は超人だと思っていましたが、案外ふつうの感性をお持ちの方だと感じました。
とくに共感した箇所
3ページ
連載を持っている漫画家なんて、みんなそんなものなのではないかと思います。
突然終わりを迎えてもおかしくないという覚悟を持ちつつ、とにかく面白いものを描き、一回一回乗り切っていくことだけを考えているのです。
30ページ
何事もなかったかのように、変化なくずっと続ける。
これこそが集中力を持続させるコツなのかもしれません。
35ページ
僕は、自分の才能を生かすためには、客観的な他人の声にしっかりと耳を傾けるべきだと思っています。
自分の才能は、本人がよくわかっていないことも多いのです。
63ページ
時間を切り詰めるコツは、とにかくスケジュールを自分で決めるということに尽きます。
80ページ
僕はそれほど人を選ぶことはないのですが、唯一、時間を守らない人だけは苦手です。
(中略)
時間の約束を守るというのは、常識以前の問題。
人として当たり前だと思っています。
95ページ
昔から、仕事での会話はどんなときにも、必ず敬語を使うようにしています。
101ページ
無茶な仕事を振ってくる人も、その人なりの事情があるはず。
別に怒るようなことではありません。
相手の事情を察して受け止め、冷静に対処できるように、あらかじめこちらが余裕を持っていればいいだけなのです。
106ページ
批判を受け流すのは、意外と勇気がいるものです。
でも批判よりも評価を糧にするというのは、ほかの仕事にも当てはまる心構えではないかと思います。
169ページ
目標はあまり大きなものではなく、目先の小さなことで設定するのがいいと思います。
「秋本治の仕事術」(秋本治さん)
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