アイデア発想の研修に使えるのではと思い、タイトルに惹かれて手に取った『満員電車がなくなる日 改訂版』(阿部等さん)

JR東日本に17年間勤め、現在は交通計画のコンサルタントとして活動する傍らで、10年以上にわたって交通ビジネス塾を主宰する著者が、満員電車をなくすためのイノベーションを「運行」「運賃」「制度」の3つのポイントから提案した一冊です。
福岡空港行きの機内で読んでいたら、飲み物の紙コップを回収していたCAさんが興味を持って話しかけてくださいました。

阿部さんは本書でこう言い切っています。
(1)創意工夫しながら相応の経費をかけられれば、供給を大幅に増やして満員電車をなくす方策はある
(2)鉄道会社を運賃抑制の呪縛から解放し、商品価値と生産コストに応じた値付けをすれば、それを実行する資金を調達できる
(3)同時に制度のイノベーションを実行すれば、鉄道のコストは下がり、自動車の利用は適正化され、短期間でより効果的に満員電車を解消できる

これは面白いと大谷更生が感じたのは運賃のイノベーション。
今ある技術を組み合わせただけなので、かなり実現可能性が高いのではと感じました。

山手線、京浜東北線、京浜急行線で導入されている跳ね上げ式座席とICカード読取り機の組み合わせ。
跳ね上げ式座席にICカード読取り機を設置し、ICカードでタッチすると座席が下り、立ち上がると跳ね上がるようにする。
それにより着席の区間、あるいは時間をシステムが把握して課金する。

6/25(火)のニュースで取り上げられた、朝のラッシュ時に京浜急行の各駅停車に乗りかえるとポイントがつく制度「KQスタんぽ」は、話しかけてくださったCAさんに教えていただきました。

満員電車がなくなる日 改訂版』(阿部等さん)