表紙に書いてあったサブタイトル「行動経済学で解決する100の不合理」に惹かれて手に取りました。
アリエリー教授の人生相談室』(ダン・アリエリー)


著者のダン・アリエリーさんはデューク大学教授で行動経済学の第一人者。
本書はウォールストリート・ジャーナルに連載されていた超人気コラムを書籍化したものです。

気になったフレーズ

◆キャンセル・エレーション
何かがキャンセルされたときに感じる高揚感だ(キャンセレーションにかけている)。
このツールを使うには、いったん頼みごとを引き受けたあとで、それがキャンセルになったと想像するだけでいい。
もし喜びを感じるなら、それがキャンセル・エレーションだ。

◆三種類の決定バイアス
・授かり効果
今の現状を基準にして、それ以外にどんな選択肢も、現状からのネガティブな変化ととらえてしまう傾向をいう。
・現状維持バイアス
現状を維持する決定は、現状を変える決定とまったく違うように感じられるんだ。
・不変性バイアス
私たちは、いったん決めてしまうと二度と変更できないように思われる重大な決定を迫られると、その永続性におじけづいて、一層重大で手ごわいように感じる。

◆知識の呪縛
学者は同じテーマを何年もかけて細部にわたって研究するから、その研究テーマの世界的な専門家になるころには、領域全体を単純で直感的に理解しやすく感じるんだね。
こうして知識の呪縛にとらわれると、そのテーマは誰にとっても単純でわかりやすいと思いこんでしまう。

◆謝罪
謝罪には、たとえ本心からでなくても相手の心を和らげる効果があることが多くの実験からわかっている。
興味深いことに、本心でないことを相手が知っていても効果がある。

◆反事実思考
反事実思考とは、「もし~だったらどうなっていたか」を考え、その架空の現実と今の状況を照らし合わせる方法をいう。

◆損失回避
同じ価値のものであれば、得るものより失う方が感情的なインパクトが大きいことをいう。

◆運がいい人
幸運に恵まれた人はたしかにいるが、それはルーレットで大金を当てるような幸運じゃない。
運のいい人はいろんなことをしょっちゅう試していて、頻繁に試す分、成功することが多いんだ。

アリエリー教授の人生相談室』(ダン・アリエリー)