著者名とタイトルに惹かれて手に取りました。
才能の正体』(坪田信貴さん)


坪田さんは大ベストセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話(ビリギャル)』の著者で、自身が立ち上げた個別指導の学習塾「坪田塾」の塾長も務めていらっしゃいます。

300ページを超える分厚い本を気軽な気持ちで読み進めていたところ、ドキッとした箇所がいくつかありました。
これから新しいことを始めようとする方と接するとき、頭の片隅に置いておきたいと大谷更生が感じたことをご紹介します。

才能は、誰にでもある。
みんな、その才能をどう見つけたらいいのか、どう伸ばせばいいのかが、わからないだけなのです。
自分の才能も、我が子や、教え子や、部下や、後輩の才能も。
そればかりか、多くの人たちは、その才能を潰してしまうことばかりしている…。
このことにこそ、気づくべきなのです。
(5ページ)

「才能がある」と言われている人たちは、
”その人に合った”動機付けがまずあって、
そこから”正しいやり方”を選んで、
”コツコツと努力”を積み重ねている。
そしてきっちりと結果を出して、そのときに初めて「才能がある」という状態になる。
正確に言えば、「才能がある」と言われるようになる。
(28ページ)

才能がある人というのは「結果」を出せる人です。
結果はどういう人が出せるのか。
洞察力がある人に他なりません。
(中略)
洞察力とは、物事を深く鋭く観察し、その本質や奥底にあるものを見抜くことであり、観察しただけでは見えないものを直感的に見抜いて判断する能力のことです。
(89ページ)

僕が塾の面談をする際、まず相手の基本的な枠を外す、ということをします。
「枠を外す」というのは、「自分はこんな能力しかない」「自分はこのレベルだ」といった思い込みを取り払い、「自分は~できる」という考え方に持っていくことです。
この考え方を、心理学では「自己効力感」と言います。
(147ページ)

上司が部下の才能を伸ばすための、一番簡単な方法とは何でしょうか?
それは「中立的なフィードバックを、ただひたすらすること」です。
「中立的」とは、フィードバックにあたって、自分の価値観を挟まないことです。
自分の価値観を入れずにフィードバックを続けると、部下がもともと持っている「自分が正しいと信じている価値観」の通りの姿になっていきます。
(222ページ)

心理的な面から説明しますと、教育・指導・改善を受けると、教育・指導・改善をしてきた相手に対して「悪感情」が芽生えるのです。
(中略)
実は、教育・指導・改善をするとき、またフィードバックをするとき、相手との信頼関係がないと、受けた方は「攻撃されている」と感じてしまうからです。
(236ページ)

「才能」「天才」「地アタマ」「運」、僕はこれを「4大思考停止ワード」と呼んでいます。
(309ページ)

才能の正体』(坪田信貴さん)

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