タイトルに惹かれて手に取りました。
小さな企業が生き残る
(金谷勉さん)


著者の金谷さんは大阪出身でデザイン会社を経営する傍らで、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、500を超える工場や職人たちとの情報連携を進めており、「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」にも出演なさっています。
http://www.cementdesign.com/message/

最初に紹介されていた4つのヒット商品の開発秘話、とっても参考になりました。
・眼鏡の加工技術を活かして開発した1本3900円のミミカキ「Sabae mimikaki」
・手編みセーター柄の器「Trace Face」
・裏返すと食事を盛り付けるプレートになるまな板「face two face」
・京都の女性竹工芸職人とつくったアクセサリー「Kyoto Basketry Accessory Series」

 

印象に残った箇所

59ページ
地域創生に必要な「風の人」「水の人」「土の人」という「3つの人」の存在の話を、ある方から伺ったことがあります。
僕らのようなよそ者はその土地に種を運び、刺激を与える「風の人」になれますが、その土地に寄り添い、種に水をやり続ける「水の人」、そしてその土地にしっかり根を張り、活動を続ける「土の人」がいてこそ、花を咲かせられるのです。

91ページ
商品開発となると、ヒット商品づくりと思われがちですが、それは少しばかり違います。
つくった商品は売れるに越したことはないですが、その売れ行きしたいよりも大事なことがあります。
つくったモノから、その会社でなにができるのか、なにが得意なのか、どんな強みがあるのかといったコトが伝われば、ある意味で目的は達成です。

114ページ
今の自分の状況が「安定」と「挑戦」と「伝承(雇用)」のどの段階にいるのかを見つめて、考えてみることもとても大切です。
今は生活を「安定させる仕事」をつくる段階なのか、先へつながる「挑戦する仕事」をつくる段階なのか、技術を次世代へ「伝承する(雇用できる)仕事」をつくる段階なのか。
なにを優先すべきなのかを考えて、動かなければならないと僕は思います。

157ページ
花火ではなく、バルーン型を続ける。
高く上げることができず、低いかもしれないが、何度も上げていると、遠く(自分が行きたいと思っている新市場)から見えるかもしれない。
いや、きっと見えるに違いありません。

165ページ
自分を知り、自分の強みを見つけられる8ステップ
ステップ1
自分を知る
ステップ2
抱えている課題を明らかにする
ステップ3
自分の強みを見出す
ステップ4
自分の目標と想いを描く
ステップ5
自分のいる場所を確認する
ステップ6
自分の行きたい場所を想定する
ステップ7
身の丈に合った考動を設計する
ステップ8
開発目標を設定する

 
ノウハウよりも、あり方にグッときました。

 
小さな企業が生き残る
(金谷勉さん)


 

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