来週とあるインタビューを受けることになり、事前準備ということでインタビューシートが送られてきました。
インタビューシートに書かれていた質問は3つ。
①現在の仕事についた経緯は?
②仕事へのこだわり
③若者へのメッセージ
せっかくの機会なので、今まで公に触れたことがなかった②仕事へのこだわりを整理してみました。
大谷更生の仕事のこだわりは『相手の期待を超え続ける』。
相手の期待を超え続けるために必要なのは3つのステップです。
①相手の期待を知る
②相手の期待に応える
③相手の期待を超える
3つのステップの中で私が最も大切にしているステップがあります。
それは『①相手の期待を知る』。
相手の期待を知らなければ、相手の期待に応えることは絶対にできません。
相手の期待に応えることができなければ、相手の期待を超えることは絶対にできません。
最初が肝心です。
では、どうしたら『①相手の期待を知る』ことができるか。
コツは相手を調べ尽くす。
例えば、自分にあまりなじみのない業界の会社から新入社員研修を依頼されたとします。
私はまず、依頼してくださった会社のホームページを確認します。
とくに注目するのは会社概要。
企業理念、社長メッセージ、事業概要、沿革などを何度も確認して、その会社が大切にしている価値観の理解に努めます。
次に採用情報。
現在どんな人材を求めているか、採用した人材をどう育成しようと考えているかなど、研修に何を求めているかのキーワードが、このページに盛り込まれています。
もし可能なら、研修を受講する新入社員の傾向や研修への期待といった現場の生の声を得るために、人事部など依頼元研修担当者と事前に打合せを行います。
依頼してくださった会社を片思いの相手のように徹底的に調べます。
次は『②相手の期待に応える』
依頼してくださった企業を調べ尽くして得た情報をもとに、研修企画を作ります。
研修の企画を立てるときに最初に取り組むことがあります。
それは制約条件を明らかにすること。
★いつ(When)
★どこで(Where)
★誰が(Who)
★なぜ(Why)
★何を(What)
★どのように(How)
といったように5W1Hで挙げていくと、抜けモレなく整理することができます。
例えば、先ほどの新入社員研修の企画は、こんな感じです。
★いつ(When)
研修日程
何日か
何時から何時までか
お昼休憩は何分か
★どこで(Where)
研修場所
★誰が(Who)
①研修受講者の属性
高卒・専門学校卒、大卒、院卒はそれぞれ
男女比
②受講人数は何人か
★なぜ(Why)
なぜ本研修を開催するのか
★何を(What)
研修に期待することは何か
★どのように(How)
①どんなカリキュラムを組み込むか
②研修スタイル
講義中心か、ワーク中心か
ワークは個人でやるか、グループでやるか
③研修前準備
新入社員研修の前に何が行われているか
入社式、オリエンテーション、各部門の説明、部署見学など
ここで押さえておかなければならないのは、依頼元のOKとNGを明確にすること。
何をやってよいか?
何をやってはダメか?
これだけ押さえておけば、大きく外すことはありません。
とはいえ、仕事の評価は相手が決めるもの。
自分が100点だと思っても、相手が評価してくれなければ0点です。
私にできることは、相手の期待を超えるために思いついたことをすべてやる、ただそれだけです。
仕事の報酬は次の仕事。
これからも相手の期待を超える確率を上げるために試行錯誤を続けます。
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