タイトルに惹かれて手に取りました。
注文をまちがえる料理店のつくりかた
(小国士朗さん)


本書は2017年9月に3日間(9/16~8/18)だけオープンした「注文をまちがえる料理店」のフォトドキュメンタリーブック。
350ページを超えるボリュームながら写真たっぷり、文章も軽快なタッチで書かれていたのでサラッと読めました。
著者の小国さんは「注文をまちがえる料理店」発起人、ふだんはテレビ局のディレクターをなさっているとのこと。

メディアに取り上げられるヒントが満載の一冊でした。

 

印象に残った箇所

26ページ
それでも和田さんは「人間って何が素敵かって、自分の意思を行動に移せることって、どれほど素敵か。その人間にとって一番素敵なことを奪ったらあかん。できるだけそのことを守る、守り手にならなイカンと思っている」というのです。

 
31ページ
このとき、僕たちが大事にしようと決めたことが2つあります。
1.料理店として、きてくれた方が十分満足できるような味にこだわる。
2.間違えることは目的ではない。だから、わざと間違えるような仕掛けはやらない。

 
66ページ
デジタル発信チーム 岡田聡さん(Yahoo! JAPAN)
ただ、爆発的に広まっていくものというのは、けっして誰も気づいていない新しいことではないんです。
みんな、すでに気にしていて、不安に思っていたりすることを、誰かが
「これ!こうするとどう?」
と掲げると、周りからいっせいに声があがる。
認知症というのは、まさに、世界中の多くの人の視野に入っていたテーマだったんだと思います。

 
348ページ
海外メディアの方々に
「なぜ取材に来てくれたんですか?」
と聞いてみると、大きく2つの反応が返ってきました。
①認知症の人がなぜあんなに笑顔になれるのか信じられない。
②お客さんがなぜ間違われても怒らないのか理解できない。

この疑問に答えることはできます。
でも、それ以上に僕が感じたのは
「間違えちゃったけど、ま、いいか」
そういいあえることって、意外と世界中の人が求めていることなのかもしれないな。
ということでした。

 

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