4月に講師を務める文章力養成研修の参考になればと思って探していたとき、著者名に惹かれて手に取りました。
『サクっと書けちゃう!文章レシピ60』(飯間浩明さん、山田由佳さん)
著者の飯間さんは国語辞典編纂者。
NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』が印象的で、お名前を記憶していました。
本書にはサクッと文章を書くための汎用レシピが60こ掲載されています。
その中で大谷更生の印象に残ったレシピをご紹介します。
◆レシピ1:何のために文章を書くのか、を考える
実用文を書く目的は、大きく2つあります。
第一の目的は、読み手に情報を知らせること。
(中略)
第二の目的は、読み手に書き手が望む行動をしてもらうために働きかけることです。
◆レシピ5:「伝わらなければ意味がない」と心得る
実用文を書くときには、最初に、次の4つを確認しておきましょう。
Q.何のために書くのか?
Q.読み手は誰か?
Q.文章の肝はどこか?
Q.自分と知識・考えを共有しない相手に伝わるか?
◆レシピ6:1文は、できるだけ短くする
読み手が一度に受け取れる情報には限界があります。
1文の長さは、50字以内を目安にするとよいでしょう。
◆レシピ7:1文で伝えることは1つにする
1つの文で伝えることは、1つに絞る。
これを守れば、1文は自然に短くなります。
◆レシピ9:主語が2つ以上入っている文は要注意!
1文に主語と述語が2つ以上入っていたら、文を分けることを考えましょう。
◆レシピ31:「こそあど」が何を指すかを明確に
こそあど言葉と、その指し示す言葉とを近づけるとわかりやすくなります。
文章は伝わらなければ意味がない、改めて肝に銘じます。
『サクっと書けちゃう!文章レシピ60』(飯間浩明さん、山田由佳さん)
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