以前かなり話題となった本を見かけたので、研修やセミナーの参考になるのではと思って手に取りました。
未来の年表』(河合雅司さん)


読み終えて最も印象に残った言葉が「静かなる有事」、このくだりを読んでゾッとしました。

人口減少にまつわる日々の変化というのは、極めてわずかである。
「昨日と今日の変化を指摘しろ」と言われても答えに窮する。
影響を感じにくいがゆえに人々を無関心にもする。
だが、これこそがこの問題の真の難しさなのだ。
ゆっくりとではあるが、真綿で首を絞められるように、確実に日本国民1人ひとりの暮らしが蝕まれていく-。
この事態を私は、「静かなる有事」と名付けた。

著者の河合さんによると、静かなる有事の構成要素は4つです。
1)出生数の減少
2)高齢者の激増
3)勤労世代(20歳~64歳)の減少に伴う社会の支え手の不足
4)これらが絡み合って起こる人口減少

国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料」(2017年)によると、日本の総人口はこんな推移をたどるそうです。
2017年:1億2653万人
2065年:約8808万人
2117年:約5060万人
2217年:約1380万人
2317年:約450万人

急激な人口減少から日本を救うために、本書では10の処方箋を紹介しています。
そのうち個人的に最も共感したのは「3.非居住エリアを明確化」、背に腹は代えられない感じですね。

日本を1000年後に残すために自分に何ができるだろうか?
そんなことを考える機会となった一冊でした。
右の本2は週末に読んでみようと思っています。

未来の年表』(河合雅司さん)