先日、打合せで訪れた丸善丸の内本店のエスカレーターに「これでもか!」とポスターが張られていたので、気になって手に取りました。
地政学」(奥山真司さん)


著者の奥山さんは本書で地政学をこう定義しています。
地政学とは簡単にいうと「国の地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考える」アプローチ。(16ページ)

地政学を理解することで、ニュースを見ているだけではよくわからない、なぜ世界でこんなことが起きているのか?の理由を知ることができます。
・なぜ日本は独立を守ることができたのか?
・なぜアメリカと中国は対立しているのか?
・なぜ北方領土はロシアから返還されないのか?
・なぜロシアはクリミア半島を併合したのか?
・なぜ中国は海洋進出を進めているのか?
・なぜ中東は混乱が続いているのか?
・なぜフランスでテロが多いのか?

今回は本書の「基本的な概念」に書かれた、地政学を知るために欠かせないキーワードを紹介します。

◆バランス・オブ・パワー(18ページ)
勢力均衡=猿山理論
2位以下の勢力を均一化し、抵抗を不可能にするという考え方

◆チョーク・ポイント(20ページ)
ルートを航行するうえで絶対に通る、海上の要所
例)マラッカ海峡、ホルムズ海峡、パナマ運河など

◆ランドパワー(23ページ)
ユーラシア大陸内陸部の国々。
陸上戦力を持ち、道路や鉄道を使った陸上輸送能力に優れる。
例)ロシア、中国、ドイツ、フランス

◆シーパワー(23ページ)
国境の多くが海洋に面する国々。
海洋に出る船はもちろん、造船場や港湾施設などを持つ。
例)アメリカ、イギリス、日本

◆ハートランド(24ページ)
ユーラシア大陸の心臓部。
現在のロシアのあたり。

◆リムランド(24ページ)
主にユーラシア大陸の海岸線に沿った沿岸部。
ヨーロッパや中東、中央アジア、東南アジア、東アジアなどが含まれるが、アメリカやイギリス、日本は含まれない。

◆拠点(26ぺージ)
あるエリアをコントロールするには、その付近に拠点をつくり、レーダーで監視したり、軍隊を駐屯するなどして影響力を保持します。
アメリカ軍の代表的な海外拠点
・米海軍横須賀基地
・沖縄米軍基地
・ラムシュタイン米軍基地(ドイツ)
・ディエゴ・ガルシア米軍基地

それぞれの問題を図解したイラストを眺めるだけで問題の全貌が理解できるので、手軽に読める一冊です。

地政学」(奥山真司さん)


 

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