先日読んだアマゾンに関する本が印象に残ったので、理解を深めるために手に取りました。
なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか
(林部健二さん)


 
著者の林部さんはアマゾンジャパンの立ち上げに参画してサプライチェーン部門、テクニカルサポート部門の責任者を務めた方です。

内部関係者の視点、とっても参考になりました。

 

目次

はじめに
1章
アマゾンが引き起こした激変
2章
アマゾンの物流戦略
3章
アマゾン物流をささえるロジカル経営
4章
知れば知るほど真似のできないアマゾンの物流
おわりに

 

印象に残った箇所

131ページ
アマゾンのビジネスのベースには、顧客至上主義の考え方があります。
オペレーションの検討、取引先の検討、投資判断など全てにおいて、「最終的にそれが顧客のためになるのか」を考え、判断基準としているのです。
(中略)
だから、物流に莫大な投資をしたり、マーケットプレイスのような、一見ライバルを増やして自社に不利になるのでは、と思うような施策を進めていくことができるのです。
「それが結果的に顧客のためになる」ということがロジックとして成り立っていれば、その施策は社内的に合意を得られるわけです。

139ページ
アマゾンが販売している商品と、マーケットプレイスで販売業者が直接販売してる商品が同じ商品であれば、その情報は1つのページにまとめられます。
この仕組みを「シングル・ディテイル・ページ」と言います。

145ページ
FBA(Fulfillment by Amazon)とは、他の販売業者の在庫から配送までを、アマゾンが代理で行うものです。他の販売業者の売り物であっても、アマゾンの倉庫に在庫を持ち、注文があれば配送までをアマゾンが責任をもって行います。

148ページ
アマゾン式ロジカル経営の3つの柱
・KPI
KPIによる定量的経営判断
・オペレーション
徹底した日々の業務改善
・システム
自動化できる業務はシステム化

178ページ
バーレイザーとは「基準を上げる人」を意味します。
バーレイザーの仕事は、他の面接官に指導をしたり、面接に立ち会ったりして、様々な観点から求職者を見ることです。
優秀であること、ロジカルであることはもちろん必要ですが、アマゾンという会社に合うかどうかも重要な観点です。
そして、採用する部門の長がゴーサインを出したとしても、バーレイザーがNOと言えば、その人は採用されません。
そのような強い拒否権を持つバーレイザーの存在が、アマゾンの高い人材レベルを維持しているのです。

 
なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか
(林部健二さん)


 

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