週明け提出期限の新しいセミナーネタ「生産性向上のための情報整理術」の参考になればと思って手に取った『モノが少ないと快適に働ける』(土橋正さん)


読み終えて受け取ったメッセージが「空白のススメ」でした。

私が書類がやってきたらまず、大きく4つに分けている。
【1】アクティブ書類
これは取りかかり中の書類、たとえば今、取り組んでいるプロジェクトの資料などがそうである。
【2】スキャン用書類
これに該当するのは、すでに終了したプロジェクトの資料(先ほどのアクティブ書類の中で終了したもの)やメーカーからいただいたカタログやニュースリリースなど、のちのち参照する必要がありそうなものだ。
【3】保存用書類
【4】ゴミ箱行き
私はゴミ箱も一つのファイル(フォルダー)と考えている。
パソコンのデスクトップにあるゴミ箱を頭に思い浮かべてほしい。
パソコン上の不要なデータがどんどんこのゴミ箱に入れられていく。
ただし、「ゴミ箱を空にする」というアクションをとるまでは、いつでも取り出せる。
つまり、カタチこそゴミ箱だが、これはれっきとしたデータフォルダーなのだ。

「新しいものが入ってきたら、そのぶん何かを手放す」ということをできる範囲で実践している。

「捨てる」と「処理」の違いはどういうところか。
「捨てる」を辞書で調べてみると、「不要なものとして手元から放す、放る」とある。
一方「処理」は「物事を取りさばいて始末をつける」となっていた。
この「取りさばく」というのがポイントで、なにも考えずにゴミ箱に入れるのではなく、一つひとつ適切に判断して、いる、いらないを決めていく。

広々としたスペースは、「余った空間」ではなく、「積極的につくった意味ある空間」なのである。

やはり頭は「変換」に使うのではなく「考え」、「生み出す」ことにこそ使うべきなのだ。
私がスケジュール管理ツールに求めるのは、こうした変換作業がいらないということだ。

机の余白がなにかを生み出す空間であったように、予定の空白もなにかを生み出せる時間と言える。
こう考えると、1か月の予定をマネジメントする際に、意識的に空白を作ることも大切である。

私にとって「考える」とは、頭を使うだけでなく、手と目を使い、一瞬一瞬別人になっていく自分に、このアイデアはどうだろうかと対話していくイメージに近い。

「ない」のではなく、「ある」と。
つまり、「モノがないという空間がある」ということです。

本書に倣って、5月中に空白を作る一日を確保します。
モノが少ないと快適に働ける』(土橋正さん)