ちゃんと読んだことはありませんが、表紙が気になって手に取りました。
カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』(小暮太一さん)


漫画『カイジ』とは?
「自堕落な日々を過ごす主人公、伊藤開司(いとう・かいじ)。
そのカイジが多額の借金を抱えたことをきっかけにギャンブルの世界にのめりこんでいくという大人気漫画」とのこと。

マンガのエピソードは知らなくても、興味深く読めました。

本書で最も印象に残ったのが「積極的に他人の”歯車”になる」、大きくうなづきました。
”歯車”は、自分ひとりでは何もできません。
他の歯車とかみ合ってこそ、全体を動かすことができます。
(中略)
資本主義社会の中では、”歯車”として生きていくしかありません。
しかし、受動的に全体に組み込まれる歯車になるのか、積極的に自分の居場所を求めて、主体的に他者とかみ合う歯車になるのかは、選ぶことができます。

ほかに印象に残ったエピソード

◆「やるべきこと」も「やりたいこと」も圧倒的に自己責任
平等で開かれた社会は、自分次第でいくらでもチャンスを得られる反面、「やりたいこと」を設定し、それに向けて努力をしていくことは、自分の責任になります。
そして、自分がやりたいことをやるという自己表現も、自分の責任です。
自分で追いかけなければいけません。

◆相対的不満
「相対的な不満」は、次のような状況で生まれます。
1.自分はAをほしい(Aになりたい)
2.自分はAを所有していないが、他人はAを所有している
3.自分は、他人と同じようにAを所有する(Aになる)資格があると考えている

◆人脈
人脈とは、自分がAさんを知っていることではなく、Aさんが自分を知っていること、Aさんが自分に一目置き、自分と関わることにメリットを感じてくれていることなのです。

◆人脈をつくる
人脈をつくるとは、自分に一目置く人を作るということです。
そしてそのために必要なのは、周囲から「協力したい人物」「価値ある人間」と思われるか?
なのです。
”ベクトル”が逆なんです。

◆相手を惹きつける
相手を惹きつける、相手の役に立つときに大切なのは「相手ができないことを穴埋めする」という視点です。

◆福本伸行先生の”快”と”楽”の定義
人生の喜びには、”快”と”楽”がある。
努力して、必死にがんばって成功し、達成感を味わったときの喜びが”快”、家で横になってビールを飲みながらナイターを見るのが”楽”。

◆他人を優先することと、他人に貢献することは違う
他人に貢献することは、自分が能動的に他の人の役に立つこと。
自分はなにもマイナスになっていませんが、他人はプラスになっています。
これは社会全体として「プラス」です。
他人を優先することは、自分を抑え込むことです。
この場合、他人がプラスになるためには、自分がマイナスを受けなければいけません。
自分が我慢し、その代わりに他人がプラスになります。
これは社会全体としては、プラスマイナス・ゼロです。

カイジ「どん底からはいあがる」生き方の話』(小暮太一さん)