超ネコ好きな妻が興味をを持ちそうなタイトルだなと思って手に取りました。
「ネコ型」人間の時代』(太田肇さん)


「ネコ転」とは、物事に対して主体的に関われるようになることである。
「嫌われても憎まれるな」というのが、野良ネコから私たち人間へのアドバイスである。

大谷更生が興味を持った解説

◆オレ様社員と指示待ち族の共通点
新入社員の歓迎会では、「僕はほめられたら伸びるタイプなので、叱らずにほめてください」と臆面もなくスピーチする者がいるという。
そしてちょっとほめたら図に乗り、上司や先輩に対して無礼な態度をとる。
高学歴を鼻にかけ、自分は学歴の低い先輩社員より仕事ができると勘違いする。
そして失敗したら他人のせいにし、自分で責任を取ろうとしない。
いわゆる「オレ様社員」である。
一見すると彼らは、これまで述べてきたような若者像とは正反対なようだ。
しかし、実はそうではない。
自分をコントロールしたり、自ら主体的に周囲と関係をつくったりできないのは、「指示待ち族」と同じで表に出る態度や行動が対照的なだけである。

◆職場にパートのおばちゃんがいると新人が辞めない
実際に若手社員に聞いてみても、入社したころはパートのおばちゃんだけが職場で本音をぶつけ合い、対等な会話ができる相手だったと語る。
(中略)
年齢や経験・知識はパートのおばちゃんのほうが圧倒的に上だが、制度上は正社員がパートに指図するという交差的な関係ができる。
(中略)
ネコを飼ったことのある人ならわかると思うが、このような関係は飼い主とネコとの関係によく似ている。

◆X理論とY理論(D・マクレガー)
・X理論
伝統的なX理論によると、生来、人間は仕事が嫌いで、できることなら仕事はしたくないと思っている。
そのため、たいていの人は強制されたり統制されたり、命令されたり、脅されたりしなければ、企業目標を達成するために十分な力を出さない。
また、ふつうの人間は命令されるほうが好きで、責任を回避したがり、あまり野心をもたず、何よりもまず安全・安定を望んでいる。
これがX理論の前提となる人間観である。
・Y理論
Y理論によると、人間は自分から進んで身を委ねた目標のためには、自分にむち打って働くものであり、ふつうの人間は条件次第で責任を引き受けるばかりか、自ら進んで責任を取ろうとする。
また企業内の問題を解決しようと比較的高度の創造力を駆使し、手練を尽くし、創意工夫をこらす能力はたいていの人に備わっていて、一部の人だけのものではない。
Y理論の背景には、人間は成長する存在であるという考えかたがある。

◆ワーク・エンゲージメント
シャウフェリ(W.B.Schaufeli)らによって開発された、仕事に対する積極的な関わりかたを表す尺度であり、活力、熱意、没頭の三要素からなる。

「ネコ型」人間の時代』(太田肇さん)


仕事から帰った妻に「読む?」と聞いたら「読まない」と即答。
さすがネコ型です。