言葉は聞いたことがあるけど、「説明して」と言われると、言葉に詰まってしまう。
そんなネタを哲学者の観点で解説した一冊です。
突然頭が鋭くなる42の思考実験』(小川仁志さん)

印象に残った思考実験

◆ルイス・キャロルのパラドックス
公理
その他の命題を導き出すための前提として導入される最も基本的な過程のこと

◆ヘンペルのカラス
対偶
ある命題が成立する場合に、その命題の仮定と結論の両方を指定した命題も成立するという命題同士の関係性のこと

◆モンティ・ホール・ジレンマ
直感で正しいと思える解答と、論理的に正しい解答が異なるという問題

◆フェルミ推定
手がかりを元に推論し、だいたいの解を解く方法
・第1ステップ「仮説設定」
・第2ステップ「因数分解」
・第3ステップ「概算実行」
・第4ステップ「値の検証」

◆仮説思考
仮説を立てて検証を行う作業を繰り返すことで、適切な結論に至るという発想
仮説を立てることのメリットは、最短距離で結果に至るだけでなく、より説得性が増す

◆デザイン思考
ブラウンによると、デザイナーのごとく思考するというのは、
「直感で判断する能力。
パターンを見分ける能力。
機能性だけでなく感情的な価値をももつアイデアを生み出す能力。
単語や記号以外の媒体で自分自身を発信する能力」
を重視することだと言います。

◆ビジネス倫理
悪の陳腐さ
つまり人間は、誰しも悪を犯しうる存在なのです。
職務熱心のあまり、つい罪を犯してしまうかもしれない。
アーレントは、それを悪の陳腐さと呼んだのです。
そしてそれを防ぐために、思考することが大事だと言います。

突然頭が鋭くなる42の思考実験』(小川仁志さん)