何を「やってはいけない」んだろう…
そう思いながら読み進めました。
リーダーの「やってはいけない」』(吉田幸弘さん)


大谷更生にはなかった視点
◆ときには困難な仕事も任せる
ここで知っておいていただきたいのが、「安心ゾーン」「挑戦ゾーン」「混乱ゾーン」という3つの概念です。
これは、部下の現在の仕事に対する状態を、3つの領域に分けたものです。
「安心ゾーン」とは、現在の能力やスキルで問題なく取り組める仕事をしている状態です。
ルーチンワークになっているものや、すでにやったことがあり、誰の力も借りずにできるものです。
「挑戦ゾーン」とは、現在の能力やスキルでは少し難しい仕事に取り組んでいる状態です。
しかし、周囲の人に聞いたり、時間をかければできる仕事です。
「混乱ゾーン」とは、現在の能力やスキルではかなり困難な仕事をしている状態です。
挫折・失敗する確率の高いものです。
このような3つの領域を念頭に置いて、
「この仕事を頼んだら、部下はどの領域に入るだろうか?」
と考えることで、適切な仕事の割り振りができるようになります。

◆ネガティブな話で盛り上がる
ネガティブの話をすることには、次のメリットがあります。
1.部下から悪い報告や相談が上がってくる
2.部下のミスが減る
3.メンタル不調の防止になることもある

大きく納得した項目
◆部下の行動習慣を変えようとする
結果を残す上で大切なのは、まずは具体的に行動に移すことです。
A課長が強調していたような「意識改革」だけでは、人はなかなか変われません。
なぜなら、具体的にどう行動すればいいのかが、わからないからです。
さらに、その行動が無理なく続けられるような「工夫」を取り入れることも大切です。

◆勝手に部下が育つ環境を整える
まず、ナンバー2を除いたチームのメンバーを、経験や業務の習熟度に応じて、次の3層に分類します。
・レベル1
入社1~2年目くらい
適切な補助があれば業務を遂行できる人
・レベル2
入社3~5年目くらい
ほとんど補助なしで業務を遂行できる人
・レベル3
入社6~10年目くらい
新しい企画など自ら業務を考えられる人
もちろん、実際はこんなに単純ではないでしょうが、大まかな基準でOKです。
分類した後は、それぞれのレベルの層が、1つ下の層に教えていくというルールを作ります。
たとえば、レベル1の人は、レベル2の人から教わります。
同様に、レベル2の人は、レベル3の人から教わり、レベル3の人だけが直接ナンバー2から教わるのです。

◆相談禁止の時間を決めておく
部下側から見た、報連相しづらいリーダーの特徴には、次の3つがあります。
1.上司自身が、言い出しにくい雰囲気をまとっている
2.上司が「自分で考えろ」としか言わない
3.何か相談すると、上司がすぐに怒る

最後の項目、ドキッとしました。
リーダーの「やってはいけない」』(吉田幸弘さん)