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ミーティングを科学する

9月に講師を務める新ネタのセミナー「Web会議活用術」の参考になればと思って手に取りました。
スーパー・ミーティング」(著者:スティーヴン・G・ロゲルバーグ)


まずは表紙裏のフレーズに興味を惹かれました。

「会議の構造」「進め方」、そして「遅刻」にいたるまで研究するミーティングの科学×世界のミーティング実例

 
そして「はじめに」で紹介されていた数字、衝撃的でした。
・アメリカでは1日に5500万回のミーティングが行われている
・ミーティングにかかる費用は年間1兆4000億ドル(2014年におけるアメリカのGDPの8.2%)
・無駄なミーティングによる損失を金額に換算すると、年間で2500億ドルになるという試算もある

 

セミナー作りの参考になった箇所

◆24ページ
ミーティングの定義
「仕事のミーティングとは、2人かそれ以上の従業員が、組織、またはグループの機能に関する内容のために集まることである」
機能に関する内容とは、具体的には「指示を出す」「情報を伝える」「統治する」「規制する」といったことが挙げられる。

◆79ページ
サーバント・リーダーがミーティングでやるべき代表的な仕事
・タイムマネジメント
・アクティブリスニング(積極的傾聴)
・コンフリクトマネジメント(衝突を管理する)
・「能動的な参加」を促す
・「合意」を目指す

◆96ページ
「ミーティング開始時刻の遅れ」について調査
ほぼ50%のミーティングが遅れて始まっていることがわかった。
(中略)
たとえば、開始が10分遅れると、お互いの発言をよく聞かず、口を挟んで妨害する傾向が高まることがわかった。

◆140ページ
研究によると、意思決定のために集まったグループで、メンバーが7人以上になると、1人増えるごとに効果的な決断力がおよそ10%減少するという。
「決断と実行:ブレークスルー・パフォーマンスを実現する5つのステップ」より

◆145ページ
8-18-1800ルール
問題解決や意思決定が目的のミーティングは8人まで、ブレーンストーミングは18人まで、そして単なる情報伝達や連帯感を高めるための集まりなら1800人かそれ以上出席できるという意味になる。
(中略)
いずれにせよ、リーダーの心得として覚えておきたいのは、ミーティングの目的に照らし合わせて「必要最小限の人を呼ぶ」ということだ。

◆190ページ
リーダーの気分がミーティング全体の気分になる
最初の段階のコミュニケーションのパターンが、その後のコミュニケーションのパターンを決めることが多いということだ(たとえば、ミーティングの最初で非建設的なコミュニケーションをするとミーティング中もずっと非建設的なコミュニケーションが続く)。

★240ページ
電話会議のテクニック※トピック抜粋
ミーティング前:「ミュート」を封じる
・「ミュートボタン」を禁止にする
・正式な開始時間の前にログインしておく
・声だけという制限を考慮してアジェンダを決める
ミーティング中:「名前」を呼んで話を振る
・「出欠」をとる
・発言する前に「名乗る」ことを習慣にする
・会話をしながらできるだけ「人の名前」を呼ぶようにする
・「特定の個人」に向けて質問したりコメントを求めたりする
・メッセンジャーアプリを活用する
ミーティング後:「顔を合わせる機会」を作る

残り1か月、しっかり新ネタを仕上げます。

スーパー・ミーティング」(著者:スティーヴン・G・ロゲルバーグ)

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