以前読んだ「amazon」(成毛眞さん)が衝撃的で、もっとアマゾンを理解したいと思って手に取りました。
「GAFA 四騎士が創り変えた世界」(スコット・ギャロウェイ)
本文が416ページと他のビジネス書の2倍のボリューム、とても読み応えがありました。
印象に残った箇所
63ページ
アマゾンのおかげで、ウォール・ストリートはそれまでとは違う基準を受け入れることになった。
「利益は小さく、成長は大きく」である。
それが実現できれば企業は毎年の粗利益を増やして、事業に再投資できる。
さらに税金の節約もできる。
その資金を使って周囲の堀をどんどん深くして、守りを固めることができる。
66ページ
ベゾスはアマゾンがリスクを承知で行う意思決定を2つのタイプに分けている。
①取り返しがつかないもの
「これが会社の将来だ」
②引き返すことができるもの
「これはうまくいっていないから、やめよう」
70ページ
たいていの取締役会は経営陣にこう問いかける。
「どうしたら最小の資本(投資)で最大の儲けを得られるだろうか?」。
一方、アマゾンはこの逆を行く。
「莫大な資金がかかるために他社にはできないことで、我々が他社を出し抜けることは何だろうか」。
160ページ
フェイスブックは”何”を提案し、グーグルは”方法”を提示し、アマゾンは”いつ”それが手に入るかを教えてくれる。
313ページ
四騎士はデータをどう使っているか
グーグルは膨大な量の行動データを管理している。
(中略)
フェイスブックは特定の活動と、特定の個人に結びついている。
(中略)
アマゾンは3億5000万人分のクレジットカードと客のプロフィールを保管している。
(中略)
アップルは10億人分のクレジットカード情報を持ち、あなたがどのメディアをよく使っているかを知っている。
やっぱりアマゾンは考えていることが他の企業と違いますね。
「GAFA 四騎士が創り変えた世界」(スコット・ギャロウェイさん)
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