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何ごとにも動じない精神力の源泉とは

eラーニング研修企画の課題として与えられたテーマ「レジリエンス」、これさえ読めば枠組みが作れると確信した2冊を見つけました。
右:『レジリエンス入門』(内田和俊さん)
左:『リーダーのための「レジリエンス」入門』(久世浩司さん)

①レジリエンスとは

嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちの心はへこんだり、途中でくじけそうになったり、落ち込んだりします。
そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力が「レジリエンス」なのです。
(中略)
心理学用語としてのレジリエンスは「精神的回復力」「復元力」「心の弾力性」などと訳されることが多いのですが、もう少し分かりやすくする表現すると「目の前の逆境やトラブルを乗り越えたり、強いストレスに対処することができる精神力」のことです。
私の研修や講演では「メンタルタフネス」「ストレス耐性」「心の自然治癒力」と表現することもあります。
(『レジリエンス入門』より)

②なぜレジリエンスが必要なのか

◆エリスのABC理論
ABC理論とは、ABCで始まる英単語の頭文字をとって名づけられた理論です。
まずは単語の説明から入ります。
「A」は、Affairsの頭文字。
「出来事」という意味です。
「B」はBeliefの頭文字。
直訳は「信念」ですが、ここでは「考え方のクセ」「物事のとらえ方」「出来事に対する解釈」という意味で使っています。
「C」はConsequenceの頭文字。
直訳すると「結果」という意味ですが、結果として、どんな「気分」になったか、またはどんな「感情」が生まれたかという意味で使っています。
(中略)
つまり、出来事が私たちの感情をつくりだしているのではなく、その出来事に対する私たちの解釈が感情をつくりだしているというのが「エリスのABC理論」なのです。
(『レジリエンス入門』より)

◆性格を構成する3要素「思考」「感情」「行動」
「性格」とは「思考」「感情」「行動」の組み合わせ(人それぞれのパターン)というわけです。
つまり全く同じ状況に遭遇しても、それをどうとらえ(思考)、その結果、どんな感情に陥り(感情)、そして、その後にどう対応するか(行動)。
それは、人それぞれ異なります。
この「思考」「感情」「行動」という三つの要素の組み合わせ、またはパターンを私たちは性格と呼んでいるのです。
(『レジリエンス入門』より)

③レジリエンスが高い人の特徴

1.回復力
逆境や困難に直面しても、すぐに元の状態に戻ることができる、しなやかさを持った心の状態
メンタルの強さ
2.緩衝力
ストレスや予想外のショックなどの外的な圧力に対しても耐性がある弾力性のある精神
打たれ強さ
3.適応力
予期せぬ変化に抵抗するのではなく、それを受け入れて合理的に対応する力
(『リーダーのための「レジリエンス」入門』より)

④レジリエンスを高めるコツ

1.マインドフルネスの実践
「ながら行為」をすべて排除し、今現在、行っている行為そのものに集中している状態を「マインドフルな状態」と呼びます。
2.主体的意識を持つ
主体者とは、「自分の人生は自分次第で何とかできる」と主体的な考え方ができる人です。
3.マイナスの感情をポジティブな行動のエネルギー源にする
4.意味づけをしたり、結果の構成要素に仕掛けを講じることによって、「fruitful monotony(実りある単調)」に耐える
5.困ったときにはサポートを求める。
さらには、お互いに頼り頼られる(お互いに支え合う)人間関係を構築する。
(『レジリエンス入門』より)

⑤リーダーとしてのレジリエンス

◆レジリエンス・リーダーの共通点
1.自己認識力が高い
2.どん底を経験していた
3.ピープルファースト

◆レジリエンス・リーダー5つの強み
・肝の据わった「楽観力」
・持続可能な熱意
・聖人君子でない「利他性」
・根拠ある自信
・意志の力が支える「勇気」
(『リーダーのための「レジリエンス」入門』より)

さらに読み込んで、企画を仕上げます。

レジリエンス入門』(内田和俊さん)


リーダーのための「レジリエンス」入門』(久世浩司さん)

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