タイトルに惹かれて手に取りました。
数字で話せ』(斎藤広達さん)


著者の斎藤さんはボストンコンサルティングやシティバンクを経て独立。
現在はAI開発、デジタルマーケティング、モバイル活用など、デジタルトランスフォーメーションに関わるコンサルティングをなさっている方です。
輝かしい経歴をお持ちながら、まえがきに「根っからの文系人間です」とあったので、文系(明治大学商学部)出身の大谷更生は親近感を覚えながら読み進めました。

本書は「ユニクロ」「年商10億円の出版社」「国家予算」「自動車業界」「スプラトゥーン(任天堂)」「メルカリ」「ZOZO」といった事例を通して、ビジネスで数字を使うとはどういうことかを、身近に感じられるように解説した一冊です。

印象に残った箇所

「数字で語る」能力とは、つまりは「計算力」+「伝える力」なのです。

数字で語る経営者やコンサルタントは、「@変換」という手法をよく使います。
つまり、大きな数字を「1人当たり」「1個当たり」の数字や単価に変換する作業です。
「数字に意味を持たせる作業」と言うこともできます。

「この手術の死亡率は1%です」
「この手術は99%の確率で命に別状ありません」
あなたが患者だったら、どちらの手術を受けたいでしょうか。
(中略)
これは、経済学や心理学で「プロスペクト理論」と呼ばれるものです。
人は、自分が得をすることより、損をすることに過剰に反応する、というもの。
つまり、1万円もらえることよりも、1万円を失うことのほうが、心理的に大きなインパクトを与えるのです。
これはおそらく、重大なリスクはなるべく回避することで生存してきた、人類の本能的な知恵なのでしょう。

任天堂の「スプラトゥーン」というゲームが流行っていたこと、本書を読んで初めて知りました。

スプラトゥーン
人間の姿をしたイカが、4対4に分かれてエリアを取り合うゲーム。
インクを発射する道具は「ブキ」と呼ばれ、ローラー、ハケ、マシンガン、中距離ガンなど、多くの選択肢がある。
自分の好きなブキを使ってインクを撒き散らし、相手より多くのエリアを塗ったほうが勝ち。

数字で話せ』(斎藤広達さん)

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