以前サラッと読んだことがある『ワン・シング』(ゲアリー・ケラーさん)


今の自分に必要じゃないかと思って、再び手に取ってみました。

◆的をしぼる
「的をしぼる」とは、したいことではなく、するべきことをするということだ。
それは、すべてが等しく重要とは限らないことを知り、最も重要なものを見つけることでもある。
行動と望みとをしっかり結びつける方法でもあり、また目覚ましい成果は、どれほど的をしぼれるかによって決まると気づくことでもある。

◆成功を妨げる六つの嘘
1.すべてのことは等しく重要
2.マルチタスクは効率的
3.規律正しい生活が必要
4.意志の力は常に万全
5.バランスの取れた生活が肝心
6.大きいことは悪いこと

◆パレートの法則
パレートの法則によれば、あなたが求めるものの大部分は、あなたの行為のごく一部によってもたらされる。
目覚ましい成果は、たいていの人が考えているより数少ない行為によって生み出されるのだ。
「八〇対二〇」という数字にとらわれてはいけない。
パレートが明らかにした真実は「原因と結果の不均衡」であり、この比率で表されることが多いが、実際はさまざまな比率となる。

◆邪魔
ある研究によれば、平均一一分に一回邪魔が入り、私たちは一日のほぼ三分の一を中断した遅れを取り戻すことに費やしているという。

◆仕事の切替
ある研究によると、仕事を切り替えるために余分にかかる時間は、その仕事の複雑さによって変わるという。
単純な仕事では二五パーセントかそれ以下の時間で済むが、複雑な仕事では一〇〇パーセントかそれ以上の増加になる。

◆成功するために
成功するために規律正しい人間になる必要はない。
事実、一般的に考えられているほどすべてに規律正しくしなくても、成功することはできる。
理由は単純だ。
成功するためには正しいことを行う必要があるが、すべてを正しく行う必要はないからだ。

◆「規律正しい生活が必要」という嘘
1.すべてに規律正しい人を目指さなくていい
2.一度に一つの習慣を身につける
3.それぞれの習慣に十分な時間をかける
習慣を身につけるには平均六六日が必要だ

◆意思の力
意志の力をケータイの電池のように考えよう。
毎朝、私たちはフル充電して出かける。
ケータイを使うたびに電池が消費される。
意志の力も使われるために消費され、減っていくが、幸い使われていない間に再充電することができる。
限られてはいるが、再生可能な資源なのだ。

◆五つのボール
作家のジェイムズ・パタースンは、著作『スザンヌの日記』(ヴィレッジブックス)で、私たちが私生活と仕事の綱渡りをするとき、何を優先すべきかということをうまく浮き彫りにしている。
人生を、五つのボールでお手玉をするゲームだと考えてみて。
それぞれのボールには、仕事、家族、健康、友だち、誠意という名前がついている。
あなたはいま、その全部をうまく宙に浮かせている。
ところがある日、仕事のボールがゴムでできていることにようやく気づく。
落としても、そのボールは跳ね返ってくる。
ほかの四つのボール-家族、健康、友だち、誠意-は、ガラスでできている。
どれも、一度落としたら、生涯消えない傷がついて、欠けて、もしかしたら粉々に割れてしまうかもしれない。
(高橋恭美子訳)

◆目覚ましい成果を手に入れるために
大きく考えることは、目覚ましい成果を手にするためには不可欠だ。
成功するには行動しなければならず、行動するには考えなければならない。
大成功の出発点は、大きく考え、それによって得られた情報をもとに行動を起こすことだ。

◆二つのものの見方
物事を大きく考えて成長を追い求める「しなやかマインドセット」
自分で限界を設けて失敗を避けようとする、硬直した「こちこちマインドセット」

◆的をしぼり込む質問
それをすることで
他のすべてがもっと容易になるか
不必要になるような
私ができる「一つのこと」は何か

◆優れた答えを見つける
答えには三つのレベルがある。
「すぐにできるもの」
「背伸びしなければできないもの」
「可能性があるもの」
の三つだ。

◆幸福の五要素
幸福は達成の途上で生じる。
著名な心理学者、マーティン・セグリマン博士によれば、幸福には五つの要素があるという。
「ポジティブな感情と喜び」
「何かを達成すること」
「他者とのかかわり合い」
「何かに没頭すること」
「意義を見出すこと」
の五つである。
このうち最も重要なのは、「何かに没頭すること」と「意義を見出すこと」だとされる。
人生を意義あるものにする方法を見つけ、それに没頭することが、ずっと幸福でいられる最も確実な方法なのだ。

◆生産的な人
生産的な人は、他の人に比べ勤務時間内により多くのことをこなし、より優れた成果をあげ、はるかに多くを稼ぐ。
それは、最優先事項である「一つのこと」での生産性を高めることに、最大限の時間をつぎ込むからだ。
彼らは時間の区割りをし、その区割りを徹底して守る。
そして区割りされた時間を一貫して有効に使い、目覚ましい成果を達成する。

◆三つの時間
目覚ましい成果をあげ、きわだった存在になるため、時間の区割りをし、次の三点のためにこの順序で時間を確保するといい。
1.余暇の時間
2.「一つのこと」のための時間
1日に四時間を割り当てるよう勧めたい。
3.プランを立てるための時間
一年の目標、一ヶ月の目標を見直すため、毎週一時間の枠を確保しよう。

◆三つの誓い
1.熟達を目指す
1万時間ルール
2.目的に即した方法を追求する
E:実務的な方法(Entrepreneurial)からP:目的に即した方法(Purposeful)へ
3.結果に対して責任を持つ

◆生産性を奪う四人の泥棒
1.「ノー」が言えない
2.混乱を恐れる
3.不健康な習慣
4.後押ししてくれない環境