今月の課題図書『「しゃべらない」技術』(麻生けんたろうさん)を読んで、一番印象に残ったのは、ここでした。


◆しゃべりをのみこむ
たとえば、あなたが仕事上の失敗談などを打ち明けたとします。
すると、相手の心の中で、ある気持ちが渦巻いて、その失敗談に対する感想や意見、あるいは似たような体験を話したくなってしまうかもしれません。
我慢できなくて、途中から割って入ることもあるでしょう。
そのときに、あなたがしゃべりをぐっとのみこむことができるかどうか。
実は、ここがいちばん「聞く力」(Recieve)があるかどうかを試される瞬間なのです。
(中略)
「のみこむ」ことによって「あくまでも主役はあなたですよ」という気遣いが相手に伝わるからこそ、「この人と話していると心地いいな」と誰よりも感じてもらえるようになるのです。

「しゃべらない技術」で押さえておきたいポイント

◆ジョイスティック質問法
(1)クローズドクエスチョン
「はい」や「いいえ」、またはひと言で返せる質問
(2)オープンクエスチョン
「はい」や「いいえ」に限定されない、自由に答えられる質問
(3)ホリゾンタルクエスチョン
今話題にしているポイントを水平展開していく質問
(4)バーティカルクエスチョン
今話題にしているポイントを垂直に展開していく質問
(5)ズームインクエスチョン
相手の答えに対し、さらに具体的なことを聞いていく
(6)ズームアウトクエスチョン
対象に迫っていくのではなく、広角レンズを通して見るかのように一歩引いて、他の分野にも話題を広げていくような質問
(7)タイムラインクエスチョン
時間軸を切り口にした質問
たとえば、過去、現在、未来の三つに分けて質問してみるのです
(8)イマジンクエスチョン
その場で想像させて答えを求める

◆こめかみに力を入れる
好印象を与えたい、だけど、ただのいい人では終わらせたくないときにおすすめなのが、こめかみに力を入れる方法です。
目尻のわき、こめかみ付近に力を送ると、凛々しい表情になるのですね。
鏡の前に座って試してみてください。
キュッと力を入れる感覚だけでもかまいません。


◆話し手のときには嗅覚ワードを使え!
一フレーズだけでもかまいません。
話のどこかに嗅覚ワードを入れてください。
つまり、匂いを感じさせる言葉を使うのです。
(中略)
匂いの情報は、嗅覚神経を通って脳の真ん中にある大脳辺縁系に伝えられています。
この大脳辺縁系は記憶をつかさどる部分でもあるので、私たちは何か匂いを感じると、すぐに昔の記憶と結びつくのですね。

◆”ンガ”を極める
それは「鼻濁音」を意識することです。
濁音とはカ行の濁音「ガ行音」を口腔を使って発音するのではなく、鼻腔を使って発音する音のことです。
実は、言葉の第二音節以降のガ行を鼻濁音にすると、日本語が美しく聞こえるのです。
つまり、「ガギグゲゴ」を「ンガ、ンギ、ング、ンゲ、ンゴ」と聞こえるように発音するのですね。

◆「間」を制するものが「会話」を制す?
次の四つのタイミングで「間」を入れているのが、本当の会話の達人、”間”術師です。
(1)話題や項目の変わり目で入れる
(2)強調するときに入れる
(3)期待させるときに入れる
(4)心理的なかけひきをするときに入れる

◆頭とおしりは何を何でもキメる
秘訣とは、出だしと終わりだけは絶対にキメる。
これだけです。
真ん中はグダグダになってもいいから、とにかく頭とおしりだけはハズさないぞという姿勢で臨むのです。

会話泥棒にならないよう、今後も意識して臨みます。