タイトルに惹かれて思わず手に取りました。
「話の腰」を上手に折る技術』(藤田完二さん)

話の腰を上手に折る技術

◆話を深めないあいづち
「話を深めないあいづち」は、相手の言ったことを否定するところから始まります。
(中略)
でも、表情はあくまでも穏やかに。
キツいことを言う時には言い方に気をつけて。
口調はソフトに。
そしてキープ・スマイルを心がけてください。

◆二種類の質問の組み合わせで相手の話をコントロール
オープン・クエスチョンでは話題が広がり、会話が”盛り上がって”いきます。
反対にクローズ・クエスチョンでは、いわば一問一答式なので、訊かれたこと以外の話はしづらくなります。
ブチブチととぎれるようで話題が広がりにくいのです。
(中略)
話が長くなってしまう人への、とっておきのクローズ・クエスチョンをお教えしましょう。
「この話もっと長くなりますか?」というストレートな質問です。
ただし、この時も、表情はあくまでも穏やかに。
口調はソフトに。
そしてキープ・スマイルを心がけてください。

◆「賞賛の合いの手」で話を中断する
「とてもよいお話でした」
「助かりました」
「眼からウロコが落ちました」
「すごく参考になりました」
「ヒントをもらいました」
「楽になりました」
「気がつきました」
(中略)
「賞賛の合いの手」で、話をさえぎったらすかさず、
「ありがとうございます。とてもいいお話が伺えました。早速、家に戻って試してみたいのでこれで失礼します」
と明るくハッキリと伝えてその場を去ります。

◆「その答えはCMの後で」作戦
「うわぁ、その話もっと聴きたいわぁ。でも出かける時間なの。あとで聞かせてね」、
あるいは
「最後まで言わないでね。その話、楽しみにとっておきたいの」
などと、やんわり「話の腰」を折ることをおすすめします。
これは、相手に期待を持たせてその場を切り抜ける手法です。

◆あまり気を遣う相手ではない場合はこの一言で
最初に相手の素性を確認したうえで、
「ご用件はなんですか」
とはっきり尋ねることです。
このように切り出されれば、相手も
「お電話しましたのは、実は…」
と最も大切な目的・用件を切り出さざるを得なくなるからです。
それを遠慮していると、相手の一方的な長話につきあわされるハメになります。

話の腰を折る技術以外にも、仕事で使えるネタが豊富に紹介されていました。

◆会議のプロセスが納得できるように「見える化」を
会議において、見えるようにしたい項目は次のaからfです。
a.進行が見えるようにする
b.情報を整理する
c.問題点が見えるようにする
d.うまくいったところが見えるようにする
e.うまくいかなかったところが見えるようにする
f.何が決まったかが見えるようにする

◆相手のニーズを思いやる
ASKASKの質問
A…アテンション:関心を聞く質問
S…シチュエーション:状況を聞く質問
K…ナレッジ:知識を聞く質問
A…アウェイク:気づきを促す質問
S…ソリューション:解決策を考える質問
K…キック:提案に移るための質問

ユーモアあふれるコラムにも好感が持てました。
◆長い話にもうまくつきあえる草食系コミュニケーションの効用
肉食系と草食系を、車のギアチェンジのように、うまく使い分けできるといいですね。
しかし、もてたいためにウソを言う”装飾系”や説教くさい”僧職系”には、くれぐれも注意しましょう。

これを使うときは、おっしゃるとおり口調はソフトにキープ・スマイルを心がけます。

「話の腰」を上手に折る技術』(藤田完二さん)