サブタイトルの力強さに惹かれて手に取りました。
鬼谷子 100%安全圏から、自分より強い者を言葉で動かす技術』(高橋健太郎さん)


本書は「きこくし」と読みます。

『鬼谷子』の説く、言葉を支配し人を動かす技術は、根本的には相手自身の抱えている「事」を利用して、こちらの「謀」のために相手を動かすものです。

◆「摩」の十法
1「平」
平とは、相手の不安を払拭するような(平らげるような)言葉で、安心させて相手を動かす方法
2「正」
「正」とは、言い分の正しさそのもので相手を動かす方法
3「喜」
「喜」とは、相手の喜んでいる状態を利用して動かす方法
4「怒」
「怒」とは、怒らせ挑発することで相手を動かす方法
5「名」
「名」とは名誉をちらつかせることで相手を動かす方法
6「行」
「行」とは、財力や刑罰の行使といった言葉以外の「陰」の要素をちらつかせることで相手を動かすこと
7「廉」
相手の道徳観に訴えかけて、動かす方法
8「信」
結果への信頼、誰かへの信頼に基づいて相手を動かす方法
9「利」
利益をちらつかせて相手を動かす方法
10「卑」
下手に出て相手を動かす方法

◆危険の兆し五つのパターン
1「内で生じたひび」
手当てしてふさぐ(塞)
2「外から生じたひび」
手当てしてしりぞける(却)
3「下から生じたひび」
手当てしておちつける(息)
4「まだ小さいひび」
手当して隠す(匿)
5「手の施しようのないひび」
手当して我がものにする(得)

◆会話に必須となる四つの心得
1「飾事」
言い分のある点を誇張したり、隠したりするために、別のものをかりて語ること
2「応対」
相手の言い分に素早く応じるために、言葉を鋭くすること
3「成義」
証拠に基づいて、言い分の筋道を明白にすること
4「難言」
相手の言い分の細かいところをとらえることで、相手の論をしりぞけること

鬼谷子 100%安全圏から、自分より強い者を言葉で動かす技術』(高橋健太郎さん)