タイトルに興味を惹かれて手に取り、羽田から長崎へむかう機内で読み終えました。
インクルーシブデザイン』(井坂智博さん)


インクルーシブデザインとは、イギリス(ロンドン)で誕生した手法で、従来はビジネスやデザインの対象からエクスクルーシブ=除外されてきた人たち、つまり高齢者や障害者と言った多様な人たちをビジネスやデザインの上流から巻き込む=インクルーブすることで生まれたデザイン手法です。

インクルーシブデザインに欠かせないのが「リードユーザ(極端ユーザ)」
高齢者や障害者、外国人、3歳未満の子どもを連れた母親といった人々の中で特に、障害を持ち日常生活に不便を感じながらも、その解消のために創意工夫をしているアクティブユーザーのこと。
リードユーザは、超高齢化社会を迎える未来の消費者を先取り(リード)している存在とも言えます。

リードユーザに商品やサービスの開発プロセスに積極的に参加してもらい、リードユーザにとっての利便性や快適性、明快さをより深く追及することによって、新しい価値を探っていきます。

花王の「アタックZERO」はインクルーシブデザインの手法を用いて開発されました。



また、iPhoneの「VoiceOver」もリードユーザマーケティングの成果として紹介されています。

本書で紹介されているインクルーシブデザイン・ワークショップは、ケンブリッジ大学が考えたインクルーシブデザインとスタンフォード大学が考えたデザイン思考を融合したもので、次の5つのステップで構成されます。
ステップ1:観察
リードユーザーの生活を観察
ステップ2:問題定義
見過ごしている不便から社会問題を抽出
本質的な問題は何かを定義
ステップ3:アイデア
問題を解決するためのアイデアを無制限で考える
ステップ4:プロトタイプ
短時間でモノやコトの試作品を完成
ステップ5:テスト
誰にとっても使いやすいモノやコトへ

インクルーシブデザイン、新鮮でした。

インクルーシブデザイン』(井坂智博さん)

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