「実は相談があるんだけど…」と言って声をかけてくださった方と会っているとき、大谷更生は必要なこと以外は口を挟まず、2つのことに集中しています。
①理解する
②誰に振るか
①理解する
相手が最初に話してくれたことは、本当の悩みでないことが多いです。
本当の悩みにたどりつくためには、問題と困ったことを切り分ける必要があります。
困ったことと問題、一見すると同じように見えますが、全く違います。
一番の違いは、期待する結果があるか否か。
問題とは、期待する結果と現実の差。
期待する結果がないのは、問題ではなく困ったことです。
困ったことに囚われてしまうと、どんどん問題解決が遠ざかってしまいます。
そうならないように、どうしたらよいか。
相手の話をとことん聴く。
相手が「もう話すことがない」と言うまで、ひたすら聴き続けます。
相手の話をとことん聴くのは、相手が本当に期待する結果が何かを正確に理解したいから。
ちなみに今までの最長記録は5時間です。
②誰に振るか
「この問題だったらAさんかな」
「いや、Bさんのほうがよさそうだ」
「Cさんという手もあるな」
相手の話を聴きながら、私の頭の中では、こんな言葉が飛び交っています。
ポイントは、自分だけで問題を解決しようとしない。
大谷更生が問題解決に乗り出すのは最後の手段です。
では、Aさん、Bさん、Cさんをどうやって導き出すか?
ポイントは2つ。
1)能力
相手の問題を解決できる知識や経験を持っているか?
2)相性
問題を抱える方が、その人に心を開いて話してくれるか?
どんなに能力が優れていても、相性が合わない方には絶対に紹介しません。
能力だけで紹介しても、よい結果が出ないことを何度も経験しているからです。
もし最適な振り先が大谷更生だったら、自ら問題と向き合います。
自分はあくまで誰に振るかの選択肢の一つです。
相談の目的は問題解決。
相談を受けたときにベストな方法を提案できるよう、今後も自己研鑽とネットワーク作りに励みます。
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