タイトルと著者に惹かれて手に取りました。
オンライン研修ハンドブック
(ボブ・パイク、中村文子さん)


中村さんの書籍は3冊読んだことがありますが、どの本も大事な要素がギュッと詰まっていて、講師をなさる方には自信を持っておススメできます。

講師・インストラクターハンドブック


研修デザインハンドブック


研修アクティビティハンドブック


 

印象に残った箇所

33ページ
脳は最初に触れた情報と、最後に増えた情報を記憶に留めやすいという事実があります。
つまり、「研修冒頭に何を言うか、何をするか」「研修の最後に何を言うか、何をするか」が記憶に残りやすいのです。

48ページ
90/20/4法則
・研修が90分以上の場合、少なくとも90分に1度は休憩時間を設ける
・研修内容を意味のあるまとまりで区切るが、その1つひとつを20分にする
・1つのコンテンツ(20分)が終わって次に進む前に、その20分を振り返る(リビジット)時間を1分でもいいので設ける
・20分のコンテンツの中では、4分講義をしたら何かしら参加者を巻き込むことを行う

56ページ
当日のデリバリーとファシリテーション
・自分自身のモチベーションを高める
・タイマーとアジェンダを見やすい位置に置いておく
・早めにログインする
研修が始まる30分前
・バックアッププランを用意しておく
「間」や「沈黙」を恐れない
・時間通りに始めて、時間通りに終わる
・小グループに分かれる前にリーダーを決める

82ページ
カメラをオンにし、自身を含めた参加者の顔が画面に映っている状態は、参加者にとって集中の妨げになり得るのです。
参加者主体の代替案
●カメラのオン・オフは参加者の自由にする
●少人数のディスカッションなど顔が見えたほうが話しやすい時のみ、カメラのオンを依頼する
●参加者が理解しているかなどの確認は、アンケート・投票機能など、オンライン上のツールを活用して行う
●講師もカメラを常時オンにしない

102ページ
カートパトリックの4段階評価法
レベル1:反応
研修に対する満足度を測る
レベル2:習得
研修で学んだことの習得度を測る
レベル3:行動
研修で学んだことの職場での実践度を測る
レベル4:成果
研修の結果、ビジネスにもたらした成果を測る

122ページ
オンライン研修の歴史が日本より長いアメリカでは、オンライン研修の効果を高めることを専門にしているトレーナーやコンサルタントの方も多く存在します。
そうした方々が言うには、オンラインでの研修は1日3時間までが理想的です。
中には1日2時間という意見もあります。

125ページ
ブレンディッド・ラーニング
学習プロセスデザイン例
(非同期)事前課題(知識習得)
⇒オンライン研修1時間
⇒(非同期)復習課題、スキル練習
⇒オンライン研修3時間
⇒(非同期)職場で実践
⇒事後課題

202ページ
学習スタイルの分類
①情報の構築
具体的タイプ⇔大枠タイプ
②何を学ぶか
情報タイプ⇔実践タイプ
③学習プロセス
参画タイプ⇔考察タイプ

318ページ
インストラクションの8つのステップ
ステップ1
これから何をするかを言う
ステップ2
具体的な内容を伝える
ステップ3
リーダーを決める
ステップ4
時間を伝える
ステップ5
内容を再確認する
ステップ6
発表の有無を伝える
ステップ7
質問がないかを確認する
ステップ8
送り出す

 
特に大きく頷いたのは「カメラのオンオフ問題」と「研修時間」の2つでした。

 
オンライン研修ハンドブック
(ボブ・パイク、中村文子さん)


 

大谷更生の発想の源泉をお届けするために、毎日12:00に配信しているメールマガジン『日刊「大谷更生」』の読者登録は↓

『日刊「大谷更生」』読者登録