吉田幸弘さんの新刊『誰でもすぐ使える雑談術』を読み終えて思いました。
「これはただの雑談術の本じゃない。相手に機嫌よく話してもらうコツがギュッと詰まった一冊だ」
プレゼンターではなくインタビュアーを目指せ
初対面の形やまだ知り合って間もない方には、つい自分から話をしてしまいがちです。
いわゆるプレゼンターになってしまいます。
しかし、本当に雑談上手な人はインタビュアーなのです。
相手にインタビューをして、話を引き出すのが上手な方なのです。
「受け止める」と「受け入れる」は違う
「受け入れる」となると、相手の意見が全く逆のものでも、それに合わせる、いわゆる「迎合する」ことになります。
一方で、「受け止める」の場合は、否定も肯定もせず、まずは話を聞いて、その意見を認めることです。
意見を認めるだけで、肯定も否定もしません。
ここが大きな違いです。
雑談から本題へうまく切り替えるためには?
コツとしては、「雑談をきっかけに思い出した」体をとることです。
「今、お話を伺っていて思い出したのですが」
「あっ、そういえば」
「そうそう、先月同じような悩みを抱えていらっしゃる方におススメした案件を思い出しました」
相手の長い話をうまく終わらせるひとこと
「そういえば」
では、「そういえば」の後、どのような話の展開に持っていけばいいのでしょうか。
①本題の重要な話をする
②質問および確認をする
大切なのは一度、こちらの話に持っていって、終了させることです。
知らない話題が出てきたら
A課長
「能楽のことを話題にするんじゃなくてな、能楽を観に行ったBさんのことを話題にすればいいんだよ」
相手に恥ずかしい思いをさせない心づかい
大切なのは正義感よりも相手の面子です。
相手の機嫌がよくなれば、自分も機嫌よく過ごせますよね。
吉田さん、ありがとうございます。
誰でもすぐ使える雑談術
大谷更生の発想の源泉をお届けするために、毎日12:00に配信しているメールマガジン『日刊「大谷更生」』の読者登録は↓