こんな時だからこそ、心を落ち着かせようと思って手に取りました。
スタンフォード大学 マインドフルネス教室』(スティーヴン・マーフィ重松さん)


著者のスティーヴン・マーフィ重松さんは、スタンフォード大学で「マインドフルネス」という心のあり方を学生に教えている心理学者です。

◆マインドフルネスの意義
マインドフルであるということは、自己と他者を理解し受け入れること、感謝を抱いてつながりを感じること、欠けたところのない全体となることなのだ
(9ページ)

◆自分の「弱さ」を体験する
自分の弱さを体験をした人は、他者や他文化の世界へ、さらに深く踏み込むことができるようになる。
(65ページ)

◆比較することについて
あなたはあなただ。
大きい小さいは重要でなく、あなたはあなた自身なのだ。
そのままのあなたとして必要とされ、果たすべき役割があり、目的がある。
あなたがいなくなれば世界はそれだけ豊かさを失う。
(125ページ)

◆共感を発達させる
敬意とは、相手が持つ複雑さのなかにその人を見ること、つまり、類似性と差異の両方を理解したうえでつながろうとすることである。
(148ページ)

◆「聴」という文字
良い聴き方とは、話の内容はもちろん、そこにある感情も含めて意味全体を聴くことである。
(168ページ)

◆ナラティブ・メディスンとナラティブ心理学
聴くことには想像を超えた癒しのパワーがある。
よい聞き役になるには、相手のメッセージに心を開いて質問をし、話の内容に集中しながら、敬意を持って相手に接するとよい。
(186ページ)

◆アクティブ・リスニング
私が教えているアクティブ・リスニングの基本原則は以下のようなものだ。
①物語を理解するために聴く
②すべての感覚を使って聴く
③心で聴く
④聴いていることを知らせる
⑤耳にしたことを相手にそのまま返す
⑥もっと話すよう促す
⑦価値判断を差し挟まない
⑧好奇心を抑える
⑨思いを共有する
(196ページ)

◆「仕方がない」という思想
「仕方がない」は変えようもない人生の側面に対処するひとつの方法なのだということを理解したのだ。
それは受容のひとつの姿で、自分のヴァルネラビリティや無力感を甘んじて受け入れることなのだと。
そして、人々が被害の鎖から解放され、行動主体として前進する力を得られるようになるのは、この受容から始まるのだ。
(203ページ)

◆平静の祈り
生きるとは一日一日、一瞬一瞬存在することで、人生がその瞬間に完璧である必要も、解き明かされている必要も、すべての要望が叶えられていたりする必要もないのだ。
(215ページ)

◆森田療法
「あるがまま」という表現は、受容と変化への願望が生み出す、ダイナミックな緊張を捉えている。
それは、この瞬間の自分自身と自分の人生をそのまま無条件に受け入れる状態でありながら、同時に変化を生み出すためにポジティブに行動しようという意思を備えている。
(219ページ)

◆スタインドル=ラストによる感謝のための3ステップ
許すというのは大目にみたり、忘れてしまうのとは違う。
過去に受けた不当な扱いにたいし怒りを煽り続けるのをやめることだ。
同じような非行が再びなされるを容認するものではけっしてない。
ただ、許すとは、ずっと昔のことを思い出して非難を繰り返すことに自分自身を費やし続けるかわりに、今という瞬間に生きるということである。
人との関係に心を開き、非難、憎しみ、先入観、復讐から、新しい生産的な方向へとエネルギーを向けることが、許すということなのだ。
(252ページ)

この言葉たちをかみしめながら、心静かに過ごせるように努めます。

スタンフォード大学 マインドフルネス教室』(スティーヴン・マーフィ重松さん)

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