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「できてるつもり」にさりげなく気づかせる研修

6/10(木)の報連相研修の参考になるのではと思って手に取りました。

「答えを教えない」インバスケット教育法
(鳥原隆志さん)


 
著者の鳥原さんは日本のインバスケット教育の第一人者で、著書50冊以上、累計80万部を超えるビジネス書作家でもあります。
本書は鳥原さんがインバスケットの教え方を解説した初めての本です。

インバスケットを直訳すると「未処理箱」。
1950年代にアメリカ空軍の士官学校やパイロット養成学校で、学生が身につけた知識が本当に戦場で活用できるかを試したことが始まりと言われています。

複数店舗を持つケーキ屋さんが報連相教育にインバスケットを活用しようと試行錯誤するストーリーに解説を添えたスタイル、とても読みやすかったです。

 

印象に残った箇所

25ページ
インバスケットの教育方法
1.参加したい教育
2.アウトプット型
3.実践型
4.必要性

従来の教育方法
1.強制と慣習
2.インプット型
3.遠く離れた世界の学習
4.詰込み型

 
67ページ
インバスケットの5つの強み
1.自分の行動を客観的に見直せる
2.持っている能力の発揮度が見られる
3.リアルな事象での学習
4.全体感や関連性に対する能力向上
5.次ステップのシミュレーション

 
101ページ
学習のプロセス
1.教材などを使い教える
2.理解したかテストする
3.理解できたことが活用できるかをインバスケットで試す
4.できない部分を1のプロセスで学びなおす

 
107ページ
5・3・2の法則
教材:5割
プログラム:3割
トレーナー:2割

 
165ページ
ワークの成功は「TTO」
T:テーマ
T:時間
O:アウトプット

 
179ページ
フィードバックのポイント
1.プロセス
プロセスをフィードバックする
2.比較
3.2ストライク1ボール
発表に対して2回褒めて1回指摘する

 
224ページ
インバスケット的な質問の受け方
質問を分類する
・正解を求める質問
・処方箋を求める質問
・受講者自身を正当化する質問

 
17ページに書かれていた
インバスケット教育を一言で表現すると、「答えを教えない教え方」です。

この一文に興味をもち、教え方を模索している方にピッタリな一冊だと感じました。

 
「答えを教えない」インバスケット教育法
(鳥原隆志さん)


 

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