★「ゆたかな人生が始まるシンプルリスト」
翻訳者 笹根由恵さん
★「Think CIVILITY」
翻訳者 夏目大さん
★「ダ・ヴィンチ・コード」
翻訳者 越前敏弥さん
★51万部突破のベストセラー「コツ」シリーズ、著書累計500万部のベストセラー作家
最新刊「満足するコツ」
植西聰さん
この4名の共通点は何だと思いますか?
答えは寺田真理子さんの新刊「翻訳家になるための7つのステップ」に登場なさっている方だということです。
本書は英語で仕事をする人の応援サイト「ハイキャリア」の人気連載「あなたを出版翻訳家にする7つの魔法」を加筆修正して出版されたものです。
寺田さんは本書の「はじめに」で「出版翻訳家になりたいあなたへ~一緒に夢をかなえましょう!」と呼びかけて、こう語っています。
出版翻訳家を目指して勉強中の方たちと私とで、語学力や努力に大きな差があるとは正直思いません。
違いがあるとすれば、それはむしろ「考え方」と「行動」なのです。
そこで具体的に何をしたらよいかを、寺田さんは7つの行動で定義しました。
①分野を絞る
②原書を見つける
③版権を仮押さえする
④企画書をつくる
⑤プロフィールをつくる
⑥実績をつくる
⑦出版社に持ち込む
とくに④~⑦は出版翻訳だけでなく、ビジネス書を出版したい方も押さえておいたほうがよい項目です。
7つの行動の具体的な内容は本書をご覧いただくとして、大谷更生がとくに印象に残ったのは、それぞれの分野の第一人者が語ってくださったインタビューでした。
114ページ
笹根由恵さん
人生を賭けて、魂を込めて訳していますし、本当に消耗します。
だからそれだけのことをするためには本当によいと思えるものでないと無理なんです。
121ページ
夏目大さん
結局、今何ができるかだと思っています。
「いつかああしたい、こうしたい」
というのは忘れないけれど、そのために今できる最善のことは何かと考えたら、少しでも確率が上がることをする。
それしか思いつかなかった。
131ページ
植西聰さん
作家にも「自分はこう書く」という「自我」タイプと、「編集者にやってほしい」という「お任せ」タイプがいて、編集者にも同様に「自分が思うような本にしたい」という「自我」タイプと「作家にすべてを任せたい」という「お任せ」タイプがいるんです。
138ページ
越前敏弥さん
第一に、締切を守れることです。
(中略)
第ニは、一緒に仕事をして楽しい人であること。
(中略)
第三に、誰もが間違えるような問題で一人だけ正解するとか、そういうところはやはり見てますね。
なぜ寺田真理子さんがあそこまでストイックなのか?
本書を読み終えて、よ~くわかりました。
「翻訳家になるための7つのステップ」(寺田真理子さん)
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