10/12(土)は台風19号通過のため自宅に缶詰め。
今後、話題になりそうなテーマを手に取りました。
シンギュラリティ(やさしく知りたい先端科学シリーズ3)』(神崎洋治さん)

押さえておきたい話題

◆シンギュラリティとは
本書では「人工知能が人間の知能を超えることにより社会的に大きな変化が起こり、後戻りができない世界に変革してしまう時期」、言い換えれば「人間の知能を超えた強いAIが登場すると、世の中のしくみは大きく変わるとともに、人間にはそれより先の技術的進歩を予測することができない世界が訪れる」、その時がシンギュラリティであると解釈しています。

◆Alpha Goとは
ここで正確に理解しておきたい点は、Alpha Goは人工知能ではなく、囲碁用に開発されたコンピュータだということです。
そして、その技術に「ニューラルネットワーク」(ディープラーニング)という「AI関連技術」が使われていることです。

◆コグニティブとは
「コグニティブ(Cognitive)」とは直訳すると「認知」という意味です。
知覚や記憶、推論、問題解決を含めた知的活動を指すとしています。
人工知能やAIというワードの定義が曖昧であること、さらにこれら「AI」に対してIBMなりのこだわりがあって、それとは異なる現代の知的なシステムは「コグニティブ」というワードで表しています。

◆コグニティブ・システムの3大特長
それは「1.自然言語を理解すること」「2.文脈から推察すること」「3.経験などから学ぶこと」です。
すなわち、人間との会話をスムーズに行い、会話の文脈から意図を理解し、最適な回答を行い、常に学習によって経験値として会話の精度を上げていくということです。

◆Watson導入の大きな効果(みずほ銀行)
コールセンターにIBM Watsonを導入した際の大きな効果として、「顧客との通話時間の短縮」「オペレーターの育成期間の短縮」という2点をあげています。

◆不気味の谷とは
不気味の谷は1970年、東京工業大学名誉教授の森政弘氏が提唱したものです。
ロボットを機械的なデザインから人間に近づけていくと、人々の好感度は向上していきます。
しかし、人間と同じデザインに行き着く手前において、好感度が急落して、不快感や嫌悪感を抱かれる段階があるとしています。
「似過ぎていて怖い」という感情に似ています。
その谷を越えて、さらに人間に近い、ほぼ同じだと認識できるデザインになると、好感度とが再び急上昇すると予測されています。
好感度の動きをグラフにした際、好感度は人間と同様とみなす直前で大きな谷を形成することから、その落ち込みを「不気味の谷」と名づけました。

シンギュラリティ(やさしく知りたい先端科学シリーズ3)』(神崎洋治さん)