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働くとは?

本書を手に取って、改めて身が引き締まる思いがしました。
トヨタ生産方式』(大野耐一さん)

主要用語辞典

◆ジャスト・イン・タイム
必要な品物を、必要なときに、必要な量だけ手に入れることができれば、生産現場のムダ・ムラ・ムリをなくし、生産効率を向上させることができる。

◆自働化
トヨタ生産方式にあっては、あくまでニンベンの付いた「自働化」でなければならない。
「自働化」とは機械に人間の知恵を付与することである。
(中略)
「自働化」によって、不良品の発生を防止し、つくり過ぎを押さえることができ、また生産現場の異常を自動的にチェックできるメリットがある。

◆五W一Hを自らに問え!
問題点を発見するには、「なぜ」を五回反復してみよ。
これこそトヨタの科学的アプローチの基本態度である。
すなわちトヨタ生産方式においては、五Wは五つのWHYである。
「なぜ」を五回繰り返せば、本当の要因がわかり、どうすればよいか(HOW)もわかってくる。

◆「動き」を「働き」にする
いくらよく動いても、働いたことにはならない。
「働く」とは工程が進み、仕事ができ上がることで、ムダが少なく効率の高いことである。
管理監督者は部下の「動き」を「働き」に変える努力をしなければならない。

◆「流れ作業」と「流し作業」
「流れ作業」は品物が流れている間に、各工程で加工され価値が付加されていくことである。
コンベアを使って品物を運搬するだけならば、それは「流れ作業」ではなく「流し作業」である。

◆ライン・ストップを恐れるな
止まらない生産ラインは、すばらしく完成されたラインか、それとも大きな問題をかかえているか、のどちらかである。
たくさんの人間がラインに配置されていれば、流れは止まらず、問題も表面化してこない。
これはまったくダメなラインである。
肝心なことは、必要に応じていつても止められるラインにしておき、それによって不良品を生み出すことを防止し、少ない人間で改善を重ねつつ、最後には止める必要のない、体質の強いラインをつくり上げることである。

◆稼働率と可動率
「稼働率」とは、その機械が一定時間内にフル操業したときの能力に対する、現時点での生産実績である。
(中略)
トヨタ自工でいう「可動率」とは、動かしたいときにいつでも動く状態をいう。
これは100パーセントが理想である。
このためには、保全が確実に行われていなければならないし、また段取り替え時間の短縮がはかられなければならない。

◆作業改善から設備改善へ
生産現場の改善案を大別すると、作業上のルールを決めたり、配分をやり直したり、物の置場を明示したりする「作業改善」と、装置を導入したり、設備を自働化したりする「設備改善」がある。
「設備改善」にはお金がかかり、しかもやり直しがきかない。
トヨタ生産方式では、まず作業の手順化、標準化を徹底する。
それによって大半の問題点は改善できる。

トヨタ生産方式』(大野耐一さん)

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