研修カリキュラム作成の参考になればと思って手に取りました。
キャリアデザイン入門[I]基礎力編』(大久保幸夫さん)


本書で一番グッときたのは↓でした。
◆キャリアの成功とは
キャリアデザインのゴールは、キャリアの成功である。
キャリアの成功とは、自分らしく仕事をしている状態であり、キャリアにフィット感・納得感がある状態である。
世の中の一般的基準による「他人より多い収入」とか「同期より早い出世」とか「名誉ある地位」とか「たくさんの資格取得」ではない。
仕事を通じて自分が活かされていると実感でき、幸福感を味わえる状態である。
言い換えれば、そのような職業に最終的に出会えるということがキャリアの成功である。

◆キャリアをデザインする
キャリアをデザインするということは、自分の将来に対してリーダーシップを発揮するということである。
人生を誰かに預けることなどあってはならない。
すべての選択は自分自身で行うべきなのだ。

◆「筏下り」-「山登り」モデル
仕事をはじめてからしばらくの間(個人差があるが多くの場合一〇年から一五年)は、筏下りのように、ゴールに価値を置くのではなく、懸命に目の前の仕事に取り組むプロセスに価値を置くことだ。
その間にさまざまな仕事を経験し、人と出会い、基礎力を鍛える。
その後は自分の専門領域をひたすら極める山登りに移行し、プロとしての頂上を目指してエネルギーを集中して、専門力に磨きをかける。
この筏下りから山登りへの移行に成功すれば、キャリアの成功が見えてくる。

◆キャリアとは
「キャリア」とは職務経歴であり、仕事に対する自己イメージであると。
つまり二つの側面があるのだ。
職務経歴とは経験してきた職業(職務)の積み重ねであり、「キャリアの客観的側面」と呼ばれる。
要するに職務経歴書に書く一行一行のことである。
(中略)
仕事に対する自己イメージとは、職業アイデンティティのことであり、「キャリアの主観的側面」と呼ばれる。
要するに自分は何者か?ということである。

◆シャインの3つの問い
自分にできることは何か?(能力・才能)
自分は何をやることに価値を感じるか?(意味・価値)
自分は何がやりたいのか?(動機・欲求)

◆キャリアデザインを阻害するもの
(1)仕事に対する諦観
(2)間違ったスペシャリスト思考
(3)仕事のブランク

◆EQ
Emotional Quotientの略
基本定義
①自分自身の情動を知る
②感情を制御する
③自分を動機付ける
④他人の感情を認識する
⑤人間関係をうまく処理する

◆対課題能力
・課題発見力
課題の所在を明らかにし、必要な情報分析を行う
・計画立案力
課題解決のための適切な計画を立てる
・実践力
実践行動をとる

大谷更生も2019年は「専門領域をひたすら極める山登り」に挑みます。

キャリアデザイン入門[I]基礎力編』(大久保幸夫さん)